ニンテンドーDSへの移植
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「ファイナルファンタジーIII (リメイク版)」の記事における「ニンテンドーDSへの移植」の解説
そして、2004年になってニンテンドーDSでのリメイクが発表された。株式会社マトリックスが開発を担当し、オリジナル作品発売16年後の2006年8月24日(北米では2006年11月14日、イタリアおよびドイツでは2007年5月2日、フランスでは2007年5月3日、イギリスおよびスペインでは2007年5月4日)に発売され、本作品初のリメイクとなった (日本では、特別仕様のニンテンドーDS Lite本体とソフトの同梱版『ファイナルファンタジーIII クリスタルエディション』も発売)。オリジナル版の開発に参加していた田中弘道が、DS版のディレクター兼エグゼクティブプロデューサーに就任した。田中は本リメイクのエグゼクティブプロデューサーであるにもかかわらず、DS版でのリメイクが発表された2004年10月7日に開催された「NINTENDO DS PREVIEW!」にて初めてリメイクのハードがニンテンドーDSであることを知ったという。DSでのリメイクにあたり、田中はシリーズにかかわっていた坂口博信を開発に誘っていた。一旦は坂口も同意したが、最終的に坂口の都合がつかずに実現しなかったものの、助言を与えることもあった。たとえば、田中が主人公キャラクターに新たな設定(意外な過去)を加えようとした際、坂口博信によって「オリジナルの方がいい」と否定された。また田中は電撃オンラインとのインタビューの中で、オリジナル版は前作『II』の反動で無個性なキャラクターになってしまっため、DS版では個性を表現したいと述べている。その一方で、田中はリメイクであることを前提としていることから、物語はオリジナル版に沿うようにしたうえで再構築したとも話している。DS版制作時のジョブのバランス調整については、田中弘道自身が関わっている『FFXI』の影響を受けていることを示唆している。2Dでのリメイクを希望する声があったが、新規のユーザーにも受け入れられるようにするためDS版は3Dでのリメイクとなった。TVCMにはお笑い芸人のアンジャッシュが起用された。
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