ニックス復帰
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2021年2月7日にデニス・スミス・ジュニアとドラフト2巡目指名権とのトレードで、かつて所属していたニックスに復帰した。ブルズ時代、ウルブズ時代の恩師トム・シボドーHCの下で三度プレーすることになった。自身が以前着けていた背番号25番、さらには1番が使用されていたため4番という新たな背番号でプレーすることになった。 2021年2月9日、マイアミ・ヒート戦で復帰するとチームは惜しくも負けたが、ローズはベンチから20分の出場で14得点、3アシストを記録するなど堅実なプレーを見せた。 2021年4月20日に、自身の生い立ちからミネソタ・ティンバーウルブズ在籍時の50点ゲームまでを綴った自伝『I'll Show You』の日本語版が発売された。 2021年5月9日、ロサンゼルス・クリッパーズ戦で途中出場し、32分でシーズン最多タイとなる25点、6リバウンド、8アシストを記録した。フィールドゴールは11/17、スリーポイントは2/3とシュートタッチも抜群で106-100で勝利に貢献した。さらに、この試合でニックスの選手として2010年ネイト・ロビンソン以来、ベンチ出場で25点、5リバウンド、5アシスト、フィールドゴール成功率60%以上を達成した選手になった。 ローズの活躍もあり、ニックスは8年ぶりとなるプレーオフ進出を決めた。 2021年5月23日、プレーオフ1回戦でアトランタ・ホークスと対戦。第1戦でベンチから38分の出場で、17点、5リバウンド、5アシスト、フィールドゴール成功率50%を記録するもチームのエースで今期MIPを受賞したジュリアス・ランドルが絶不調で105-107で初戦に敗北した。 2021年5月26日の第2戦ではベンチから39分の出場で、26点をマーク。安定感と勝負強さで試合を支配し、ベンチ出場ながらエース級の活躍し101-92で勝利に貢献した。 2021年5月28日の第3戦で、プレーオフ自身6年ぶりとなるスタメン出場を果たした。ローズはゲームハイの30点、6リバウンド、5アシストを記録するも94-105で敗れた。 その後の第4戦、第5戦もローズはスタメン出場で孤軍奮闘の活躍を見せるもチームの調子は上がらず、96-113、89-103で両試合とも敗れ1勝4敗でプレーオフ敗退が決まった。プレータイムの大幅な増加やディフェンスの徹底マークから疲れを見せる場面もあったが自身の評価を大きく上げた。 このシーズンのオフにFAとなったが、2021年8月18日にニックスと3年4300万ドルで再契約した。
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