ナビゲーター・近松門左衛門
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 09:20 UTC 版)
「八代将軍吉宗」の記事における「ナビゲーター・近松門左衛門」の解説
江守徹演じる近松門左衛門が、ナレーションおよび、更にはパネルや表を用いて、現代語を交え歴史背景を解説するといったユニークな演出方法を導入していた。後半になるにつれ視聴者からのお便りコーナーや番組のミスや製作風景の紹介といった回も増えた。決めゼリフは「さればでござる」。尚、同様の手法は2000年の『葵 徳川三代』、2021年の『青天を衝け』でも用いられている。劇中では吉宗在世中の享保9年(1724年)に死去。以降は「幽霊」として登場する。最終回では、天国で吉宗とその父・徳川光貞に、1995年当時までの日本の世相をレクチャーした。 最終回から一週間後の12月17日には「さればでござる・全て見せます大河ドラマ」という特別番組が放送され、これまでの大河ドラマの歴史を振り返り、さらに翌年の大河ドラマ『秀吉』の主演・竹中直人によるミニコントも放送された。番組のナビゲーターは、近松役の江守徹と、近松家の少女(お梶)役・遠野凪子が務めた。 同年の『第46回NHK紅白歌合戦』の開幕も、近松のナレーションで飾っている。 ドラマ終了後の1997年6月18日に上演されたシャルル・デュトワ指揮NHK交響楽団定期演奏会(メンデルスゾーン没後150年記念)において、武満徹の『系図』およびメンデルスゾーンの『夏の夜の夢』が演奏され、それぞれのナレーターを両者が務めた。後に「N響アワー」で放送された際、司会の池辺晋一郎(吉宗の音楽担当)がこのことに触れていた。
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