ナクロス【ナクロス】(野菜)
登録番号 | 第5970号 | |
登録年月日 | 1997年 12月 18日 | |
農林水産植物の種類 | なす | |
登録品種の名称及びその読み | ナクロス よみ:ナクロス | |
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2005年 12月 20日 | |
品種登録者の名称 | 奈良県 | |
品種登録者の住所 | 奈良県奈良市登大路町 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 浅尾浩史 荒井滋 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「カレヘン」と「千両2号」の細胞融合によって育成された栄養繁殖性品種であり,草丈が高く,茎の太さが太く,青枯病抵抗性を有する台木用品種である。 草丈は高,株の広がりは中,分枝性はやや弱,分枝開帳度はやや開,節間長はやや長,茎の太さは太,茎色は帯紫,黒紫程度は中,茎の毛じは多,葉身の大きさはやや小,形は中である。花房当たり花数は3,花色は帯紫,果実の大きさは小,果形は短卵,果頂部の形は平滑,果実基部の張りは良,果皮色は黒紫,果色の黒紫程度は濃,へたのトゲの強さは極弱,かぶり方は普通である。収穫期は晩,青枯病抵抗性は高,接ぎ木の難易はやや難,活着の難易(活着率)は高である。 「カレヘン」と比較して,茎色の黒紫程度が濃いこと,果実の大きさが大きいこと,果形が短卵であること,果皮色が黒紫であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,奈良県農業試験場(奈良県橿原市)において,「カレヘン」と「千両2号」の細胞融合雑種の育成を平成元年より開始し,3年に生育が旺盛で青枯病抵抗性を有する個体を発見し,以後,特性検定を重ね,5年に目標とする特性を有していることを確認して育成を完了したものである。 なお,出願時の名称は「バイオカレヘン」であった。 |
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