ドラの増加
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 00:49 UTC 版)
通常の場合、ドラは1種類(4枚)であるが、状況に応じて増加することがある。いずれの場合も、増加したドラ表示牌の次位牌をドラとして扱うのが一般的である。 槓が発生した場合 暗槓・大明槓・加槓のいずれに関わらず、槓が成立した時、元のドラ表示牌の右隣の牌を新たにめくり、第2番目のドラ表示牌とする。これを槓ドラという。その後さらに槓があれば、さらに第3番目のドラが追加される。ただし、嶺上牌が4つしかないため槓も最大で4回までしかできず、槓によるドラの追加が行われるのも4回までである。 立直をかけて和了した場合 リーチをかけて和了った場合に限り、ドラ表示牌の下段にある牌もドラ表示牌として扱う。これを裏ドラという。槓によって槓ドラが発生している場合は、槓ドラ表示牌の下段にある牌も裏ドラ表示牌として扱われる。ただし、槓ウラを認めないルールの場合は、元のドラ表示牌の下段にある牌のみを裏ドラ表示牌とする。 ダブドラ / ゾロ目ダブドラ 開局当初からドラ表示牌を2枚めくるルールもある。開門のサイコロがゾロ目だった場合に2枚めくるルールは「ゾロ目ダブドラ」と呼ばれる。また、麻雀番組「われめDEポン」では開局当初から無条件にドラを2枚めくるルールになっている。これらのルールではドラの枚数が倍となり、当然得点はインフレ化する。なお、「われめDEポン」では槓ドラ4枚分を確保するため王牌は16枚となる。また、同種の牌2枚が重複してドラ表示牌となった場合、その次位牌は1枚につきドラ2枚分と数えるが、このようなドラも「ダブドラ」「Wドラ」と呼ばれる。例えば、表ドラ表示牌と槓ドラ表示牌がいずれも三筒だった場合、四筒は1枚持っているだけでドラドラ、2枚持っていればドラ4となる。さほど珍しい現象ではなく、確率135分の3(2.2%、45局に1回相当)という頻度で起こりうる。
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