ドイツ語圏外のクネーデル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/21 05:17 UTC 版)
「クネーデル」の記事における「ドイツ語圏外のクネーデル」の解説
チェコでは、ドイツのクネーデルに類似のクネドリーク (knedlík) という食べ物が有名である。スライスして肉類の付けあわせとして供されることがある。 フランスローヌ―アルプ地方では魚肉風味のクネル (quenelle) という食べ物が有名である。 イタリア北部の国境地帯(オーストリアの文化の影響がある)ではカネデルリ (Canederli) と言う名前になっており、パンを使ったニョッキという位置づけになっている。 ポーランドではピズィ(pyzy) あるいはクルスキ (kluski) が、一般に広く食べられている。ジャガイモをすり潰したものをベースに片栗粉を加え、時にはニョッキのようにフレッシュチーズなどを加えて練り、小さくまとめて、茹でたり蒸したりして作る。もっちりとした食感がある。これを肉料理や魚料理の付けあわせにしたり、すいとんのようにスープの具にしたりする。また、大きめに作り、中に挽肉と香味野菜を練った餡を入れて茹で、フライドベーコン、ビーフクリームソース、グレービーソース、きのこのソースなどをかけ、メインディッシュとして食べることもある。さらに、大きめに作り、中にプラムやリンゴなどの果物を入れて、茹でたり蒸したりし、溶かしバター・砂糖・シナモンをかけて食べることもある。クルスキは特に、中に具の入っていないものを指す。
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