ドイツ語圏・ベネルクス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 02:54 UTC 版)
「クリスマス」の記事における「ドイツ語圏・ベネルクス」の解説
ドイツの一部地域やオランダなどでは、12月6日が聖ニコラウスの日で、子供達は聖ニコラウスからプレゼントをもらうか、ニコラウスが連れてくるクネヒト・ループレヒトに罰を与えられる。プレゼントを貰えるのは、それまでの1年間に良い子だった子供だけで、悪い子は石炭を与えられたり、木の枝で打たれることになっている地域もある。さらに12月24日のクリスマス・イヴにもプレゼントが配られる。ドイツ語圏で24日にプレゼントを持ってくるのは、北部ではヴァイナハツマン(Weihnachtsmann:「聖夜の男」)、南部ではクリストキント(Christkind:「幼子キリスト」)とされている。 ドイツやオーストリア各地の町では、アドベントからクリスマスにかけて、町の中心部の広場にクリスマスマーケット(ヴァイナハツマルクト)が建ち、クリスマスプレゼントや、家庭でのクリスマスの祝いに備えた食品や飾りなどを買ったり、グリューワイン(クローブ、シナモンなど甘い香りのするスパイスで香りを付け、熱燗にしたワイン)を飲んで温まる。他にもドイツは、クリスマスツリーやアドベントリース(アドベントクランツ)、アドベントカレンダーなど、西方教会圏の多くに伝わるクリスマスの諸風習の発祥地とされる。近年では日本でもドイツ風のクリスマスマーケットが催されることがある。(「#商工業」も参照)
※この「ドイツ語圏・ベネルクス」の解説は、「クリスマス」の解説の一部です。
「ドイツ語圏・ベネルクス」を含む「クリスマス」の記事については、「クリスマス」の概要を参照ください。
- ドイツ語圏・ベネルクスのページへのリンク