トーンダイヤル式電話機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/22 06:41 UTC 版)
米国で1963年~1964年ころにウェスタンエレクトリック社が最初のトーン式電話機である1500シリーズを(一種のプロトタイプとして)開発し、一応、世に出した。1500は最初は回転ダイヤル式のmodel 500の筐体をそのまま流用し、回転ダイヤルの部分をプッシュボタンとトーン発信のユニットに置き換えた(だけの)もので、前面に大きな円形がデザインが残る中に四角いボタンが配置され視覚的に不調和感があり、しかもボタンが10個しかなく、いかにも過渡期のものであったが、次に1500という名称のまま、(まだ10ボタンの状態のものだが)筐体はプッシュボタンにあわせて角ばったデザインにしたものを作った。そして1967年ころに登場させた2500シリーズでボタンも12個になり、ここから本格的に普及させていけるモデルとなった。 1960年代なかばのウェスタン・エレクトリック社のWE1500。まだボタンが10個しかなく、機能が足りない。 1967年ころに登場したウェスタン・エレクトリック社のModel 2500(黒)の外観 さまざまな色のModel 2500 Model 2500の内部 フランスでおそらく1960年代末~1970年代ころに販売されていた電話機。 ドイツの1990年代のH1LX ドイツのTelekom社の1990年代の製品 ヤコブ・イェンセンがデザインした電話機(1994年)
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