トービンの教えとは? わかりやすく解説

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トービンの教え

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 09:39 UTC 版)

浜田宏一」の記事における「トービンの教え」の解説

アメリカ留学するなら、イェール大学行ってジェームズ・トービン学びなさい」という館龍一郎アドバイス従い浜田は後にノーベル経済学賞受賞することになる経済学者教えを請うことになった浜田著書アメリカ日本経済復活知っている』の中で「館と同じように、トービンも、学問もとより人柄プリンシプル主義信条)の面でも、本当に立派な学者だった。文字通り、私は敬服限りだった」と述べている。 また浜田は「トービンとの師弟関係のなかで印象的だったことはいくつもある。一つは、博士論文書こうとした際トービン指導教授になってもらい、自分論文書こうという段になったテーマ国際間の資本移動である。私が『文献調べる』といったところで、途端に遮られた。トービンに『自分考えず文献調べてはいけない。先行研究すると、君の発想アイデア消されてしまう。まずは、自分の頭で考える。そうすることで、先人どのように苦労してきたかが分かるその上で困ったときに他の人の文献見ればいい』とアドバイスされた」「日本にはないやり方であり、非常にありがた助言だった。その影響で、私は先行研究を知ることに熱心ではない。勿論、論文公刊する前に先人業績とどう違うか調べなくてはならない時には怠って、すでに発表されているものと重複してしまい、審査員突き返されることもある。トービン指導は、自分発想持ち味殺さないという意味で貴重であった」と述懐している。

※この「トービンの教え」の解説は、「浜田宏一」の解説の一部です。
「トービンの教え」を含む「浜田宏一」の記事については、「浜田宏一」の概要を参照ください。

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