トリに感染した場合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/04 03:40 UTC 版)
「鳥インフルエンザ」の記事における「トリに感染した場合」の解説
インフルエンザウイルスの中で鳥類に感染するのはA型であり、抗原型では (H1〜H16) × (N1〜N9) と多くの組み合わせがある。種の壁があるため、ヒトにはヒトインフルエンザ、鳥類には鳥インフルエンザのみが感染すると見られてきたが、近年、ヒトに感染する高病原性鳥インフルエンザ (HPAI) が現れた。 高病原性鳥インフルエンザのヒトへの感染例は少ない。日本の農林水産省は2004年3月9日、「鶏肉や鶏卵を食べることによって、人に感染したという事例の報告はない」と公表した。しかし、感染者の死亡率は1997年の流行では30%であったが、2004年の流行では60〜70%と極めて毒性が強力に変異している。ただし、これらの死亡率は血清学的調査が行われていないため、本来の意味としての「死亡率」とは異なると指摘する@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}専門家[誰?]もいる。 また、鳥インフルエンザウイルスは加熱すれば感染性がなくなる。食品中にウイルスがあっても、十分に加熱して食べれば感染の心配はない。日本の農林水産省は「家きん肉は十分加熱して食べて下さい。未加熱または加熱不十分なままで食べることは、食中毒を予防する観点からもおすすめできません。」、そして、「家きん卵は、国内では、生で食べることを考えて生産されていますが、不安な方や体調の悪い方は、加熱(WHOの食中毒防止のための加熱条件:中心部70℃、瞬間)することをおすすめします。」と呼びかけた。
※この「トリに感染した場合」の解説は、「鳥インフルエンザ」の解説の一部です。
「トリに感染した場合」を含む「鳥インフルエンザ」の記事については、「鳥インフルエンザ」の概要を参照ください。
- トリに感染した場合のページへのリンク