トヨタ系以外のTHS採用車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 01:52 UTC 版)
「トヨタ・ハイブリッド・システム」の記事における「トヨタ系以外のTHS採用車」の解説
日産・アルティマハイブリッド2004年に日産はトヨタからTHSの供給を受けたコンセプトカーを登場させ、2006年から実際に北米市場で販売した。2.5LのQR25DEエンジンを搭載し、システム最大出力は198馬力を発生した。しかし販売は3万5000台と振るわず、2011年に生産を終えている。 マツダ・アクセラハイブリッドディーゼル・ガソリン車のみを販売していたマツダが、ハイブリッドをラインナップに欲する販売店の強い要望を受け、2013年から発売。ミラーサイクル化されたSKYACTIV-Gの直噴2リッター直4自然吸気エンジンに、3代目プリウス用のTHSIIを組み合わせている。エンジン・モーターの出力は「色々試したが、これが最も効率が良かった」として、プリウスと全く同じ数値にチューニングされた。マツダはこれに独自の走りの味付けをしてSKYACTIV-HYBRIDと名乗った。なお、THSの制御の難しさから、発売後1年半は他のアクセラでは標準装備だった衝突被害軽減ブレーキが搭載されていなかった。売れ行きはアクセラ全体の1割未満、2018年には月50台程度と全く伸びず、2019年のフルモデルチェンジ・MAZDA3へのモデル名変更とともに廃止された。なおMAZDA3になってから登場したSKYACTIV-Xエンジン(火花点火制御圧縮着火エンジン)採用モデルもハイブリッドシステムこそ搭載しているが、THSIIではなく「M Hybrid」(エムハイブリッド)という名称のマイルドハイブリッドシステムである。 スバル・クロストレック ハイブリッド日本名『XV』のPHV版で、2018年10月に北米で発売することが発表された。ハイブリッドシステムはTHSIIを基に開発され、リチウムイオンバッテリーやパワーコントロールユニットなどもトヨタ製のものを用いる。スバルはこの電気式CVTを「TH2A」と呼んでいる。一方、エンジンはスバルの代名詞である縦置き水平対向エンジンを搭載してシンメトリカルAWD構成を維持しており、独自色が強い。モーターのみで28 kmの走行を可能とする。 アルティマハイブリッド アクセラハイブリッド クロストレックハイブリッド
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