トキワ荘通り協働プロジェクト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 06:39 UTC 版)
「トキワ荘」の記事における「トキワ荘通り協働プロジェクト」の解説
南長崎地域の町会や商店会が中心となって進めるトキワ荘の地域活性プロジェクト。トキワ荘のあった街である南長崎地域では豊島区との協働の元、トキワ荘の「記憶」を地域文化として後世に繋げるため、様々な取り組みを行っている。 1999年に、若者を中心とする地元有志が記念館建設を呼びかける署名運動を始めた。一方でトキワ荘があったことを忘れたり、知らなかったりする地元住民も多く、跡地であることを偲ぶものも2007年まではなかった。 2007年、豊島区立中央図書館が設けたトキワ荘の特集コーナーを見た豊島区議会議員が、トキワ荘跡に近い南長崎ニコニコ商店街の事業部長で時計店主だった小出幹雄に「地元は何もしないのか」と問いかけた。それに触発された同商店街が2007年夏、「『マンガの神様』達のルーツはここからであった」と書いた看板を設置。記念碑づくりをめざす実行委員会が商店街と区役所などの合同で発足し、2009年、豊島区がトキワ荘跡から約300メートル離れた南長崎花咲公園に記念碑「トキワ荘のヒーローたち」を建てた(後述)。寺田ヒロオに関する小冊子作製、水野英子を招いてのトークショー開催など「トキワ荘文化」の掘り起こしや研究も進めた(後述)。 2012年には跡地にモニュメントが、翌2013年にはトキワ荘通りに「お休み処」がつくられた。こうした活動の母体として、地元の町会、商店会と豊島区が2011年に「トキワ荘通り協働プロジェクト協議会」を設立。2016年に「としま南長崎トキワ荘協働プロジェクト協議会」へ改称した。
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