トゥルム遺跡とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > トゥルム遺跡の意味・解説 

トゥルム遺跡

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/04 00:15 UTC 版)

トゥルム遺跡(トゥルムいせき、ユカテク語:Tulu'um)は、マヤ文明末期に栄えた城壁都市の遺跡である。内陸にあるコバー遺跡のための主要な港として用いられていた[1]メキシコカリブ海に面したユカタン半島東海岸のキンタナ・ロー州にあり[2]廃墟は、高さ12メートル(39フィート)の崖の上に位置している[1]。トゥルムは、マヤ人によって造られ居住された最後の都市の1つで、13から15世紀の間に繁栄し、スペイン人がメキシコを占領し始めたあとも、およそ70年間を生き延びた。スペインの移民によって持ち込まれた感染症が、終焉の原因であったようにも見られている。トゥルムは、沿岸部で最も保存の良いマヤ遺跡の一つで、観光客の人気を博している[1]




  1. ^ a b c d e f "Maya sites in Quintana Roo: Tulúm" (history), Athena Review Vol.2, no.1, 2003, webpage: AthenaPub-Tulum.
  2. ^ ナサニエル・ハリス『古代マヤ 密林に開花した神秘の文明の軌跡をたどる』BL出版、2014年、48頁。ISBN 978-4-7764-0560-3
  3. ^ British Museum Collection
  4. ^ a b c "The Ancient Maya", Robert J. Sharer and Loa P. Traxler, Published by スタンフォード大学 Press 2006. pp. 608–611.
  5. ^ Muyil-Quintana Roo-Mexico. Last revised Wednesday April 2, 2008. Walter R. T. Witschey. September 17, 2008. (http://muyil.smv.org/tulum.htm)
  6. ^ "Lowland Maya Fortifications", David Webster, Proceedings of the American Philosophical Society, Vol. 120, No. 5 (Oct. 15, 1976), pp. 361–371, Published by: アメリカ哲学協会
  7. ^ "Classic Maya Obsidian Trade", Raymond V. Sidrys, American Antiquity, Vol. 41, No. 4 (Oct. 1976), pp. 449–464, Published by: Society for American Archaeology
  8. ^ The Peoples of the Caribbean: An Encyclopedia of Archeology and Traditional Culture, Nicholas J. Saunders, Published by ABC-CLIO, 2005. p. 299


「トゥルム遺跡」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「トゥルム遺跡」の関連用語

トゥルム遺跡のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



トゥルム遺跡のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのトゥルム遺跡 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS