デビューと異例の人気
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 04:30 UTC 版)
競走馬登録に際しては、登録可能な8種類の毛色の中に駁毛という区分はなく、白毛として登録された。公益財団法人ジャパン・スタッドブック・インターナショナル(JAIRS)の定める白毛馬の規定には「被毛は全体がほとんど白色であり、わずかに有色の斑紋および長毛を有するものもある」とあり、ブチコも白毛の定義を外れてはいない。 栗東トレーニングセンター・音無秀孝厩舎に入厩し、2014年10月25日にデビュー。新馬戦から3戦芝のレースで勝てず、2歳シーズンを未勝利のまま終えたが、2015年初からダート路線に変更すると2連勝。この結果により再び芝に戻って2015年3月7日の第22回チューリップ賞に武豊の騎乗で挑み、白毛馬の桜花賞出走権獲得なるかと注目された。大外枠17番から脚を使って向正面で2番手につけ、4角まで順位をキープしたが、最終直線で脚が止まって馬群に沈み14着と惨敗した。このチューリップ賞を最後に、ブチコはダート競走にのみ出走するようになった。次走として4月14日のマリーンカップを想定していたものの賞金不足で果たせず、6月10日の関東オークスも抽選で補欠に回り出走できなかった。 ブチコはその外見から競走成績以上に人気を博し、この2015年6月からは、グッズ6種類が全国の競馬場で発売された。皐月賞・東京優駿の二冠を達成していた同世代馬ドゥラメンテですらこの時点ではストラップが製作されていた程度であり、未だ条件馬であるブチコのグッズが多数発売されたのは異例のことであった。 6月21日のユニコーンステークスでは、好スタートから3角手前で一旦は先頭に立つもその後は脚が続かず、しかし直線で粘り5着と掲示板は確保した。ユニコーンステークス後は放牧に出され、10月からレース復帰。4歳シーズンとなった2016年1月5日の1000万下戦で11か月ぶりの勝利を挙げると、3月6日の上総ステークス(中山)では1番人気に応えて3馬身差の勝利。これによりオープン馬入りを果たした。
※この「デビューと異例の人気」の解説は、「ブチコ」の解説の一部です。
「デビューと異例の人気」を含む「ブチコ」の記事については、「ブチコ」の概要を参照ください。
- デビューと異例の人気のページへのリンク