デビューとチャートでの成功
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/30 10:26 UTC 版)
「オール・アバウト・イヴ」の記事における「デビューとチャートでの成功」の解説
セルフタイトルのデビュー・アルバム(邦題『イヴの序曲』)は、ポール・サミュエル=スミスによってプロデュースされ、1988年にリリースされた。これには、全英ヒット・シングル「In the Clouds」「Wild-Hearted Woman」「Every Angel」「Martha's Harbour」「What Kind of Fool」が収録されている。 アルバム自体は全英アルバムチャートで7位に達し、その叙情的な楽曲の多くは、ヒッピーの理想、白魔術、夢のようなメルヘンの世界が描かれ、穏やかなフォークロックにインスパイアされたポップ・サウンドから(「エンジェルズ (angels)」と呼ばれる)多くのファンを獲得した。彼らの音楽はメディアによってゴシック・ロックと見なされることもあった。 バンドは後にBBCテレビの音楽番組『トップ・オブ・ザ・ポップス』にて「Martha's Harbour」を吹き替えで演奏することになったが、スタジオの技術的なエラーにより、バンドに音が届かないでいるうちに録音されたボーカルが放送され、その結果、BBC1のオーディエンスが録音されたバージョンの歌を聞いているのに、バンドのメンバーは画面上に静止して座ったままで、キューを待っている状態になってしまった。そのときの補償として、バンドは番組に再び招待され、次の週にも歌を演奏した。今回はボーカルがライブで演奏された。このパフォーマンスは順調に行われ、結果として良い宣伝となり、シングルチャートを駆け上がる助けとなった。 翌年にリリースされたセカンド・アルバム『スカーレット・アンド・アザー・ストーリーズ』は全英アルバムチャートで9位に達し、バンドはイギリス中をツアーした。
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