テレビ・シリーズ 『ラフ・イン』
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「ディック・マーティン」の記事における「テレビ・シリーズ 『ラフ・イン』」の解説
ローワン&マーティンの活躍はやがてテレビ・プロデューサーのエド・フレンドリーとジョージ・シュラッターに見出され、NBC で『ラフ・イン』 (1968年–1973年) の放送が始まると、2ヶ月でたちまち全米1位の人気シリーズとなって2シーズンその人気が続く。この番組は速いペースでつぎつぎにギャグを演じては照明を落として場面を切り替える構成が目新しく、笑いを誘う性的な話題や風刺、名ぜりふをところどころに意図的に差し込んでいた。キャストには無名時代のゴールディ・ホーンやリリー・トムリン、アーテ・ジョンソン他を起用している。 大いに笑いが盛り上がるとベテランのローワンとマーティンが登場して観客の興奮を高めていく。後年「おかしな事ばかり言うコメディアンが入れ替わり立ち代り出演するなか、まともなのはわれわれ二人だけでおろおろしている設定にした」とマーティンは語っている。また喜劇役者マーティンの設定は「まぬけで好色な男」として笑われ、同時に観客の共感を引き出すところにあったという。実生活でも1960年代は女性に囲まれるパーティーの花形で、豪華さにふけり気ままに遊び楽しんだ。パートナーのローワンは落ち着いたマイホーム型である。 ローワンがショービジネスから引退すると、マーティンは『マッチゲーム』や『パスワード・プラス』ほかのクイズ番組にしばしば出演、またクイズ番組のパロディー版『チープ・ショー』 (1978年)と『マインドリーダー』(1979年)で司会を務めた。
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