ティール_(練習艦)とは? わかりやすく解説

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ティール (練習艦)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/11 13:48 UTC 版)

ティール
基本情報
建造所 マザゴン造船所英語版
運用者  インド海軍
艦種 練習艦
艦歴
進水 1983年4月15日
就役 1986年2月12日
要目
基準排水量 2,400 t
満載排水量 3,200 t
全長 105.85m
最大幅 13.20 m
飛行甲板 ヘリ甲板
吃水 4.8 m
主機 Kirloskar-SEMT ピルスティク 18PA6V280BTCディーゼル2基
出力 6,970hp
推進器 2軸
速力 18 ノット
航続距離 6,000 nmi /12 ノット
乗員 229名(内士官25名)
兵装 ボフォース60口径40mm連装機関砲Mk5 1基
レーダー BEL Dcca TM-1229航海レーダー 1基
BEL Dcca 1245航海レーダー 1基
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ティール (INS Tir A86) は、インド海軍練習艦

概要

インド海軍初の新造練習艦である。2番艦は、1986年5月に発注されたが、間もなくキャンセルされたため、同型艦はない。

ムンバイマザゴン造船所英語版で建造され、1983年4月15日進水、1986年2月12日就役した。第1練習艦隊に配属されており、母港はコチである。2016年まで現役にとどまる予定である。

インド海軍の同名の艦としては、元イギリス海軍リバー級フリゲートであるティール (K256)英語版が存在した。

設計

船体は商船規格とされた。最大120名の士官候補生と20名の訓練教官が乗船可能である。

兵装は前甲板に1基装備するボフォース60口径40mm連装機関砲Mk5のみで本格的な兵装はない。

船体後部はヘリ甲板となっている。デッカ衝突回避用レーダー警報装置と衛星航法システムを装備している。

海賊対処行動

2011年2月5日の夕方、ラクシャドウィープのSuheli Par環礁の西方で訓練中だったティールは、ムンバイの海上救助調整センター(MRCC)から、ティールの西側の海域でのソマリア沖の海賊の活動の情報を受け、ハイジャックされ海賊母船として使用されているタイのトロール漁船「Prantalay11」の追跡を開始した[1]。その後、インド沿岸警備隊サマル級巡視船サマールが加わった。ティールは臨検のため「Prantalay11」へ停船命令を出したが、海賊が発砲したため反撃した。降伏までに海賊3名が負傷し、最終的に28名が逮捕された。トロール漁船の乗組員24名は無事救出された[2][3]

脚注

外部リンク


「ティール (練習艦)」の例文・使い方・用例・文例

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