ツルアリドオシ属とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ツルアリドオシ属の意味・解説 

ツルアリドオシ属

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/04 16:36 UTC 版)

ツルアリドオシ属
分類APG IV
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : コア真正双子葉類 core eudicots
階級なし : キク上群 superasterids
階級なし : キク類 asterids
階級なし : asterids I
: リンドウ目 Gentianales
: アカネ科 Rubiaceae
亜科 : アカネ亜科 Rubioideae
: Mitchelleae
: ツルアリドオシ属 Mitchella
学名
Mitchella L.
和名
ツルアリドオシ属(蔓蟻通し属)[1]
  • 本文参照

ツルアリドオシ属(ツルアリドオシぞく; 学名: Mitchella; 和名漢字表記:蔓蟻通し属)は、アカネ科の一つ[1][2]

特徴

常緑多年草は枝分かれし、蔓性となって地上をはう。は広卵形で、葉質はやや厚く、まばらに対生する。3角形のごく小さい托葉がある。は、枝先に短い花柄をだして、その先に萼筒が合着した2花をつける。は広鐘形で、萼裂片は4個あり、果期まで残る。花冠は、狭い漏斗形で先端は4裂して開き、内面には毛が密に生える。花冠基部にある子房は2個の花が合着し、4室あり各室に1個の胚珠がある。雄蕊は4個。花柱は1個で先端が4裂する。果実は2果が合着した石果で、肉質で球形、赤く熟し、中に4個の核がある。核は扁平な広楕円形になり、中に種子が1個ある。果実の先端には2花の跡が残り、1花ごとに4個の萼片が残る[1][2]

分布

2種のみからなり、東アジアと北アメリカに1種ずつある[2]

ギャラリー

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c 『山溪ハンディ図鑑2 山に咲く花(増補改訂新版)』p.388
  2. ^ a b c d 『日本の野生植物 草本III 合弁花類』p.50
  3. ^ a b クリストファー・ブリッケル 編集責任、横井政人 監訳『A-Z 園芸植物百科事典』誠文堂新光社、2003年、678頁。ISBN 4-416-40300-3
  4. ^ Mitchella repens, Kew, Royal Botanic Gardens.

参考文献





英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ツルアリドオシ属」の関連用語

ツルアリドオシ属のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ツルアリドオシ属のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのツルアリドオシ属 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS