ツルアダン属

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ツルアダン属

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2012/09/14 02:07 UTC 版)

ツルアダン属
ツルアダン (西表島)
分類
界 : 植物界 Plantae 門 : 被子植物門 Magnoliophyta 綱 : 単子葉植物綱 Liliopsida 目 : タコノキ目 Pandanales 科 : タコノキ科 Pandanaceae 属 : ツルアダン属 Freycinetia

ツルアダン属 Freycinetia Gaudich. は、タコノキ科の属の一つで、蔓性になるものである。茎は細長く伸び、気根を出して樹木などに這い登る。

葉は細長く、先端に束状に集まり、三列をなす。葉の基部は鞘状になる。花は雌雄同株で、茎の先端に複数の肉穂花序がでて、その基部には仏炎苞がつく。

世界で100種以上があり、熱帯アジアからポリネシアを中心に分布し、特にニューギニアで種類が多い。日本では八重山諸島と小笠原諸島に一種、八重山にもう一種が分布している。いずれもより南に分布する種の北限である。

• F. formosana Hemsley　ツルアダン
• F. williamsii Merr. ヒメツルアダン

参考文献

• 佐竹義輔他編、『日本の野生植物　木本　II』（新装版）、(1999)、平凡社
• 初島住彦『琉球植物誌（追加・訂正版）』,(1975),沖縄生物教育研究会