チジュカ国立公園とその周辺
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/11 16:40 UTC 版)
「リオデジャネイロ:山と海との間のカリオカの景観群」の記事における「チジュカ国立公園とその周辺」の解説
チジュカ国立公園は1961年に設定された国立公園で、「都市公園の森林の再造林では世界で最も成功した例の一つ」とされている。公園内には、コルコバードの丘が含まれる。 コルコバードの丘(コルコバード山)は標高700mあまりの丘(山)で、リオデジャネイロ市街と海岸を一望できる人気スポットである。この丘には、リオデジャネイロのシンボルとかトレードマークといわれるコルコバードのキリスト像が建っている。8 mの台座の上に両手を広げて直立する高さ30 mのこの像は、ブラジル独立100周年を記念するもので、1931年に建てられた。フランス人芸術家ポール・ランドウスキ (Paul Landowsky) 監修、エイトル・ダ・コスタ・エ・シルヴァ (Heitor da Costa e Silva) 設計で、アール・デコが採用されている。 このほか、パラグライダーの愛好者たちが飛び立つときにも利用されているペドラ・ダ・ガヴェア(英語版)も含まれる。 コルコバードの丘の南にはリオデジャネイロ植物園がある。これはポルトガル王ジョアン6世の植物収集が元になって19世紀初頭に成立した植物園で、21世紀初頭の時点で、約8,000種の植物が植えられている。森林保護区の部分と庭園の部分から成り、庭園には新古典主義様式が採用されている。
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