ダム建設の産物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/03 03:01 UTC 版)
養魚場整備 漁業補償により、1932年に「庄川養魚場」が開設された。鮭や鱒の人工ふ化事業や稚魚放流が行われている。 陸上交通網の整備 美濃白鳥から鳩ヶ谷(白川村)にかけての道路整備が庄川水力発電および日本電力の費用負担で行われた。費用が100万円で整備されたことから「百万円道路」と呼ばれた。現在の国道156号の前身道路である。 新たな観光地の創出 庄川峡が新しくダム湖に生まれたことにより、遊覧船観光が新たな観光地となった。 鉄道整備 小牧ダムの建設では同時に資材運搬用の鉄道が建設され、ダム完成後は観光鉄道として運用された(1931年4月3日開業)。ダム湖と青島町駅(加越能鉄道加越線)を結んでいたが、休日以外は不採算路線で木材輸送も減少したこともあり、1939年10月8日に廃止された。 大牧温泉 小牧ダムの建設で庄川沿いにあった大牧温泉が水没した。温泉はダム湖畔まで引湯して営業を続けたが、温泉まで往来することができなくなり、現在ダム湖上を運行する遊覧船を利用する必要がある。
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