台太郎【ダイタロウ】(野菜)
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登録番号 | 第5613号 |
登録年月日 | 1997年 7月 15日 | |
農林水産植物の種類 | なす | |
登録品種の名称及びその読み | 台太郎 よみ:ダイタロウ |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構、タキイ種苗株式会社 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1、京都府京都市下京区梅小路通猪熊東入南夷町180番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 門馬信二 坂田好輝 松永啓 赤澤茂樹 下坂欽也 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,インドより導入した「WCGR112-8」を母系とし,マレーシアで収集した「LS1943」を父系とした交雑品種で,機械接ぎ木に向く品種として育成された,青枯病,半枯病複合抵抗性有する台木用品種である。 草丈,株の広がり,分枝性及び分枝開帳度は中,節間長は長,茎の太さは太,茎色 は帯紫,黒紫程度は淡,茎の毛じは多,葉身の大きさはかなり大,葉身の形は広である。花房当たり花数は1~2,花色は帯紫,果実の大きさはやや小,果形は球,果頂部の形は平滑,果実基部の張りは良,果皮色は黒紫,果色の黒紫程度はやや淡,へたのトゲの強さはやや強,かぶり方は普通である。収穫期は晩,青枯病抵抗性及び半枯病抵抗性は高,接ぎ木の難易は中,活着の難易は高である。 「アシスト」と比較して,株の広がりが狭いこと,茎の毛じが多いこと,葉身の形が広いこと,花房当たり花数が1~2であること,果皮色が黒紫であること等で,「WCGR112-8」と比較して,茎色及び花色が帯紫であること,果皮色が黒紫であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,出願者のほ場(三重県安芸郡安濃町)において,インドより導入した青枯病抵抗性系統「WCGR112-8」を母系とし,マレーシアで収集した青枯病,半枯病複合抵抗性系統「LS1934」を父系とした交雑品種で,平成3年から交配組合せ検定試験を実施し,5年から「ナス安濃交3号」の系統名で特性検定試験及び系統適応性試験を実施し,さらに6年から機械接ぎ木適応性試験を実施して,7年に目標とする特性を有しているのを確認して育成を完了した。 |
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