ターミナルの名称
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 04:42 UTC 版)
建設段階では主に「新宿交通結節点」や「新宿南口交通ターミナル」と呼称されていたが、2015年に国土交通省が当ターミナルの愛称を公募により選定することとなった。公募の結果、日本国外からを含む1733件の応募があり、新宿南口交通ターミナル名称選定委員会によって「サウスクロス」「サザンデポ」「バスタ」の3候補に絞られた上で、最終的に愛称が「バスタ新宿」に決定された。「バスタ」という言葉を含む愛称を応募したのは30 - 80代の11人だった。 選定理由として「バス・タクシーの乗降場を中心とした立地特性をとらえており、交通の複合ターミナルであることをイメージできる」ことや、「誰からも呼びやすく覚えやすい言葉であり、末永く多くの人々に親しまれ、愛されることが期待できる」ことなどが挙げられた。また、応募者の命名理由として以下のものが挙げられている。 誰にでも覚えやすく、なるべく短く、かつ明るいネーミング。直感的にバスターミナルであると理解できる。 バスがスター(星)のように各地に放射する。 Bus & Taxicab Terminalの略。 なお、「バスタ」は既にバイエルクロップサイエンスの除草剤の商標として使われ、発音が近い英語の「バスター」(buster)に「退治する者」の意味があり、スペイン語やイタリア語の「バスタ」(basta)には「いいかげんにしろ」「うんざりだ」といった意味もあるが、国土交通省は「濁音が耳に残り覚えやすいため、『バスタ』にした」と話している。また、ターミナル内における英語・中国語・韓国語の案内表示では「バスタ新宿」に相当する愛称は設定されておらず、「新宿高速バスターミナル」を翻訳した表記(英語はShinjuku Expressway Bus Terminal)を使用いている。 また名称は「新宿」であるが、所在地は渋谷区となる。これは付近の国道20号に沿って区境が引かれ、国道20号より南側は渋谷区に属するためである。なお、新宿駅も新南口や甲州街道口などバスタ新宿側にある改札は渋谷区に位置する(向かい側にある新宿駅の大部分を占める南口や西口、東口方面は新宿区である)。ただし、新宿駅直結という立地上、新宿エリアとして認識されている。
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