タクナハ編
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 00:17 UTC 版)
親を持たない少年グーグーは、兄のシン共に幸福を夢見て働き、時たま市場で見かける良家の少女リーンへ思いを馳せていた。ある日、グーグーが帰宅すると、シンが稼いだ金を持って消えていた。途方に暮れるグーグーは、荷車から落ちた丸太からリーンを庇い、顔面を潰され瀕死となる。しかし、街の変わり者酒爺に治療を施され、以降は仮面を被り、彼の営む酒屋へ住み込んだ。グーグーは体内で酒を醸造できるよう改造されていたが、そのときは知らずにいた。それからしばらく経ち、2人の元をピオランとフシが訪れた。グーグーは風変わりなフシを気に入り、彼を弟分のように可愛がった。さらに家の窮屈な暮らしに耐えかね家出してきたリーンが酒屋へ住み着き、騒がしくも平和な日々が過ぎていった。しかし再び怪物――ノッカーが襲いくる。フシは前回以上に苦戦、グーグーは体内の酒を用いて火炎放射を覚え、大勝利を上げた。それから4年が経過した。グーグーは屈強になり、フシは1度足りとも姿を変化させず、青年へと成長を遂げていた。グーグーはリーンと懇意になっていたが、醜い顔面のせいで思いを伝えきれなかった。リーンの屋敷で彼女の誕生日会が開かれた日、石を吸収して力をつけたノッカーが襲来した。襲撃によって屋敷は崩壊し、グーグーはリーンを庇い、最後の最後に想いを伝えて絶命する。グーグーの姿を得たフシは、火炎放射でノッカーを退けたが、逃してしまう。フシはタクナハに別れを告げ、ピオランと共にノッカーを追った。
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