タキ12000形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/06/24 03:04 UTC 版)
「国鉄タキ10900形貨車」の記事における「タキ12000形」の解説
タキ12000形は、糖蜜専用の35t 積タンク車としてタキ10900形落成の後を追うように3箇月後の1968年(昭和43年)8月26日に3両(コタキ12000 - コタキ12002)が日本車輌製造にて製作された。 記号番号表記は、特殊標記符号「コ」(全長 12 m 以下)を前置し「コタキ」と標記する。 所有者は三菱商事1社のみであり、その常備駅は神奈川県の新興駅であった。 タンク体は耐候性高張力鋼製であり、内部に蒸気加熱管を装備した。荷役方式はタンク上部にある積込口からの上入れ、吐出管からの下出し式である。 車体色は黒、寸法関係は全長は10,800mm、全幅は2,400mm、全高は3,699mm、軸距は7,000mm、実容積は26.9m³、自重は14.7t、換算両数は積車5.0、空車1.4であり、台車はベッテンドルフ式のTR41Cであった。 1984年(昭和59年)3月30日に最後まで在籍した1両(コタキ12002)が廃車となり(コタキ10900と同日)同時に形式消滅となった。
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