ソ連以外での主な使用国
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/22 05:40 UTC 版)
「T-20 (装甲牽引車)」の記事における「ソ連以外での主な使用国」の解説
ドイツ 緒戦期多数が鹵獲され、Gepanzerter Artillerie Schlepper 630(r)(装甲火砲牽引車630(ロシア製)の意)の名称で、軽野砲や対戦車砲の牽引に使用された。前線部隊で、即席で37mm対戦車砲を搭載する自走砲に改装されたものもある。 フィンランド 初期型・後期型合わせて180両余りが鹵獲され、同様にソ連軍から鹵獲された45mm対戦車砲や、ドイツの75mm対戦車砲など、各種の火砲の牽引に使われた。フィンランド軍では、戦後も長くコムソモーレツを使用、1959年末時点でもなお11両が軍籍にあった。 ルーマニア 1941年から1942年にかけての戦いで、ルーマニア軍は数十両のコムソモーレツを鹵獲。コムソモーレツのGAZエンジンはフォードのライセンス製品だったので、ルーマニア・フォード・トラック工場で1943年春から秋にかけて34両が修理され、ドイツ製50mm対戦車砲用牽引具が装着されて軍に配備された。ルーマニアでは、「鹵獲ロシア製フォード(Ford rusesc de captura)」と呼ばれた。これらは、1944年夏のモルダヴィアの戦いで全車喪われた。
※この「ソ連以外での主な使用国」の解説は、「T-20 (装甲牽引車)」の解説の一部です。
「ソ連以外での主な使用国」を含む「T-20 (装甲牽引車)」の記事については、「T-20 (装甲牽引車)」の概要を参照ください。
- ソ連以外での主な使用国のページへのリンク