ソヴァル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 03:45 UTC 版)
22世紀中頃の在地球バルカン大使。若い頃は軍の事務官だった。地球人を野蛮で未熟な種族と看做しており、ディープスペースへの進出を妨害していた。ジョナサン・アーチャー大佐が指揮するエンタープライズNX-01の進宙にも反対していたが、バルカン・アンドリア間の領域紛争において、アーチャー大佐が公正な立場を崩さずに仲介役を見事にこなして見せると、地球人への見方を少し変化させ始める。ズィンディ危機に際してエンタープライズNX-01がデルフィック領域の拡大を阻止した事実を知ると、地球人のディープスペース進出に反対していた自身の判断は間違いだったと認めた上で、「放置していたらバルカンも領域に飲み込まれていた、ありがとう」と言ってアーチャー大佐に握手を求めた(当時のバルカン人にとって握手は不快な行為)。2154年に在バルカン地球大使館で発生した爆弾テロ事件において、地球連合宇宙艦隊のマクスウェル・フォレスト提督がソヴァルを庇って命を落とした。これ以降、ソヴァルは親地球派の立場を明確に示すようになる。地球人から見れば高圧的なバルカン人の代表のような人物であるが、実は情に厚く地球人にも親近感を抱いており、職務遂行のためにそれらの感情を押し殺していた。また、生まれつき精神融合を行なう事が出来る融合者でもある。
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