ソロ活動~解散
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「リズム・オブ・ザ・ナイト」が大ヒットしたおかげでバニーとエルはソロデビューを果たし、デバージから脱退した。続いてチコもソロアルバムデビューをする。モータウンが彼らをソロデビューさせたのは、他のメンバーの薬物依存に巻き込まれて兄弟全員が共倒れになることを危惧したという背景もある。こうして人気メンバーが離脱していきこのままデバージを継続するのは商業的にも難しいと判断され、モータウンのレーベルから消えた。残った3人は長男ボビーと協力して「Bad Boys」をリリースしたが失敗に終わった。 1988年、ボビーとチコが麻薬の密売容疑で逮捕され後に有罪判決を受け、ボビーは5年間、チコは6年間服役した。ボビーは子供の頃に父親から肉体的及び性的な虐待を受けていたことを告白しており、弟のジェームズに同様のことをしていたという。 そのジェームズは1984年にジャネット・ジャクソンと結婚したが、たった1年で離婚した。ジェームズはその後何年も路上生活を続け麻薬中毒に苦しんだ。 さらに長女バニーも薬物依存症であることを明かし、エルは女性ファンから性的暴行で訴えられるなどのトラブルが続く。 こうして1989年にデバージは解散した。 解散後、エルは2001年に麻薬所持により逮捕されており、2009年までに何度も刑務所を出入り保護観察下に置かれた。2010年にカムバックを果たしアルバムはグラミー賞にノミネートされた。しかし57歳になった2018年、仲間との口論からバールで彼のSUVのフロントガラスを叩き割る事件を起こし、器物損壊の容疑で逮捕された。保釈金2万ドル、勾留は一晩だけだったという。
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