セレガHIMR/セレガR HIMR/セレガRハイブリッド(KC-/HM-/VM-RU2P系)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 04:56 UTC 版)
「日野・セレガ」の記事における「セレガHIMR/セレガR HIMR/セレガRハイブリッド(KC-/HM-/VM-RU2P系)」の解説
「日野・ブルーリボン#HIMR」も参照 セレガ HIMRKC-RU2PPCR 旭川電気軌道 セレガHIMRは路線バスのブルーリボンに設定されていたHIMR(ディーゼル・電気式パラレルマイルドハイブリッド車)の高出力バージョンとして開発されたもので、FS(高床II)の全長11.5m(ホイールベース5.7m)車に設定されて1997年12月に発売、型式はKC-RU2PPCRとなった。エンジンはターボ付きのP11C型を228kW (310PS) にチューン、動力アシストとエネルギー吸収用に三相交流誘導機が組み合わされる。床下ホイールベース間の前寄りにハイブリッド機構用のバッテリーや制御装置が収められているため、外観はサブエンジンエアコン搭載車のように見えるが、エンジン直結式のインテグレーテッドゾーンエアコンが装備されている。 セレガR HIMRHM-RU2PPER 松本電気鉄道(現在のアルピコ交通) 2003年にはマイナーチェンジが行われ、前面がセレガRマスクに変更となり名称も「セレガR HIMR」に改称、型式はHM-RU2PPER/PPFRに改められた。エンジン直結式冷房のインテグレーテッドゾーンエアコンが一般的な直結エアコンに変更され、これにより屋根上にエバポレーターが搭載された。 2005年1月には新長期規制に対応するため、セレガR HIMRをマイナーチェンジして「セレガRハイブリッド」を発売、型式はVM-RU2PPER/PPFRに改められた。ハイブリッド機構の基本的な構成は変わらないが、バッテリーは鉛蓄電池に代えてトヨタ・プリウスと共通のニッケル水素電池を採用、エアコンは引き続き直結式を採用する。関東八都県市指定低公害車「良」認定車。 2006年までの間にセレガHIMR・セレガR HIMR79台、セレガRハイブリッド7台、計86台が生産された。松本電気鉄道(現在のアルピコ交通)、濃飛乗合自動車、立山開発鉄道(現・立山黒部貫光)、旭川電気軌道、斜里バス、長崎県交通局、日光交通(栃木県立日光自然博物館)など、主に山岳地の路線バス向けや観光地のシャトルバス向けに導入された車両が多い。 セレガHIMRKC-RU2PPCR松本電気鉄道 セレガHIMRKC-RU2PPCR斜里バス
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