スーパー王座制度
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/26 07:41 UTC 版)
「世界ボクシング協会」の記事における「スーパー王座制度」の解説
WBA世界王者が他三団体のいずれかの王座を獲得し統一王者となった場合、WBAスーパー王座として承認される。WBA世界王座はスーパー王座として繰上げされ、通常のWBA世界王座(正規王座)は空位となり、空位となった通常の王座に新たな選手が認定される。WBAはスーパー王者と正規王者の2人が同時に存在し別々に防衛戦を行うことを認めており、この制度のWBA側にとってのメリットとしてはタイトルマッチにおけるタイトルの承認料金を二重に取れることが挙げられる。 2008年7月26日、アントニオ・マルガリートはIBFウェルター級王座を返上した後にWBA王座を獲得したが、事前にIBFを獲得し実質的に統一王者であるとしてスーパー王者と認定された。その後、スーパー王座は、マルガリートに勝ったシェーン・モズリーへの移動を認めている。 2009年2月13日、ライト級スーパー王者ネート・キャンベルが試合前計量に失格して、WBAスーパー、WBO、IBFのライト級王座が同時に空位になった。WBOはランキング2位のファン・マヌエル・マルケスと3位のファン・ディアスで空位の王座決定戦を行うことにした。そこでWBAも、その試合を空位のスーパー王座決定戦として認定した。 1998年、各階級にそれぞれ「歴史的に議論なきチャンピオン」を一人ずつ選んだ。 ミニマム級 - レオ・ガメス( ベネズエラ) ライトフライ級 - 具志堅用高( 日本) フライ級 - パスカル・ペレス( アルゼンチン) スーパーフライ級 - カオサイ・ギャラクシー( タイ) バンタム級 - エデル・ジョフレ( ブラジル) スーパーバンタム級 - ウィルフレッド・ゴメス( プエルトリコ) フェザー級 - エウセビオ・ペドロサ( パナマ) スーパーフェザー級 - フラッシュ・エロルデ( フィリピン) ライト級 - ロベルト・デュラン( パナマ) スーパーライト級 - アントニオ・セルバンテス( コロンビア) ウェルター級 - シュガー・レイ・ロビンソン( アメリカ合衆国) スーパーウェルター級 - トーマス・ハーンズ( アメリカ合衆国) ミドル級 - カルロス・モンソン( アルゼンチン) スーパーミドル級 - シュガー・レイ・レナード( アメリカ合衆国) ライトヘビー級 - バージル・ヒル( アメリカ合衆国) クルーザー級 - イベンダー・ホリフィールド( アメリカ合衆国) ヘビー級 - モハメド・アリ( アメリカ合衆国)
※この「スーパー王座制度」の解説は、「世界ボクシング協会」の解説の一部です。
「スーパー王座制度」を含む「世界ボクシング協会」の記事については、「世界ボクシング協会」の概要を参照ください。
- スーパー王座制度のページへのリンク