スルッとKANSAI開始以降
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「ラガールカード」の記事における「スルッとKANSAI開始以降」の解説
このシステムによるラガールスルー・パストラルスルーでの成果を元に、阪神電気鉄道、大阪市交通局、北大阪急行電鉄を加えた5社局で1996年3月20日に「スルッとKANSAI」が開始された。 スルッとKANSAIでは残額が初乗り運賃未満となったカードでも入場できるようになっており、スルッとKANSAI開始に合わせてラガールカードも残額が初乗り運賃未満で入場できるようになった。 システムが一部修正されたため、スルッとKANSAI開始前に発売されたラガールカードとパストラルカード("S""F"を組み合わせた楕円形のマーク、もしくは「スルッとKANSAI」ロゴのないもの)は、スルッとKANSAI開始後にはそのまま使用することはできなくなった。これらのカードは、スルッとKANSAI導入後数年間は、阪急あるいは能勢電で一度利用すると、その際に磁気データの書換えが行われて他社局でも使えるようになっていたが、2006年現在この取扱いは終了しており窓口での交換となっている。 スルッとKANSAI開始直後のラガールカードの磁気面は開始前同様、光沢の強い銀色であったが、のちにテレホンカードや他社の一般的な磁気乗車カードと同様の灰色の磁気面(感熱発色式)となり、磁気面右下に偽造防止のための23個のかすかな突起が入るようになった。 1999年10月1日、神戸高速鉄道によるスルッとKANSAI導入に伴い、花隈 - 高速長田間各駅及び西元町駅にてラガールカードの発売を開始。 スルッとKANSAIカードの偽造発覚後に発売されているラガールカードには、表面の上下端に券面金額・Lagareロゴ、投入矢印の印字面上、余白面の一部にスルッとKANSAIロゴのパールインク処理が施されている。 2010年10月1日、神戸高速鉄道・西元町 - 高速長田間各駅の駅運営管理が阪神電気鉄道へ移管された(同時に花隈駅の駅運営管理が阪急電鉄へ移管)が、その後も引き続きこれらの駅でもラガールカードを発売している。
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