スペイン王家と関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/30 14:31 UTC 版)
「サラディナーサ」の記事における「スペイン王家と関係者」の解説
フェリペ2世 スペイン国王。作中では超大国をたった1人で切り回す孤独な帝王として描かれる。実は情に篤い部分もあり、自らが斬首させたドン・ファンや死に追いやった(銃撃を受けた後、剣で首を突いて自決)レオンの遺骸を埋葬し、生前親友同士であった彼らを並べて眠らせてやりたいと考えていた(埋葬場所は、父・カルロス1世が長逝した場所でもある)。 サラディナーサの母のマリア・ルイーサを愛したが、国王としては彼女を政略の駒として扱わねばならなかった為、レオンに嫁ぐよう命じた。しかしルイーサを諦められず、2年後の宮廷での新年の宴の際、無理矢理陵辱した(その頃に妊娠したと診断されたサラディナーサを自分の娘と思い込み、溺愛している)。 サラディナーサへの執着のためにレオンとの確執を深めて死に追いやることになり、フロンテーラ一族の離反を招くが、その後もサラディナーサを溺愛している。スペインにいた頃、レオンには嫌がらせを繰り返したが、サラディナーサに対しては常に誠実で優しかったので、サラディナーサ自身は、元々はさほど彼を嫌ってはいず、時として好ましい人物でさえあったと吐露している。しかし、レオンを殺したことで激しく恨まれ、憎まれるようになった(これは、逃亡は無理だと判断して自決したレオンが"最愛の父親を殺した相手をサラディナーサは決して許さない"と意図したせいでもある)。 エボリの姫(アナ・デ・メンドーサ) 作中ではフェリペ2世の愛人。 その立場からレオンに嫌われていたが、誰もが自分に媚びへつらう宮廷内で、唯一生(き)のままの感情をぶつけて来た人間として、レオンを密かに愛していた。 サラディナーサがスペインに捕らえられた時、脱出に行き詰ったサラディナーサとマシューの前に現れ、道案内をした。 フェリペのレオン、ドン・ファンに対する屈折した愛情を知っている人物でもある。 サンタ・クルス侯(初代サンタ・クルス侯アルバロ・デ・バサーン) フェリペ2世に忠実なスペイン海軍の提督で、レオンの母の弟。フェリペ2世とフロンテーラ家との板挟みになり、その対立に心を痛める。スペインにいた頃のサラディナーサも、彼を「サンタ・クルズのおじさま」と慕っていた(しかし、スペインと敵対後は、スペインの国力を削ぐ為ならあなたすら殺せると言い放った)。
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