スペインの譲歩
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/14 07:42 UTC 版)
「フォークランド危機 (1770年)」の記事における「スペインの譲歩」の解説
詳細は「マッセラーノ=ロッチフォード宣言(スペイン語版)」を参照 スペイン語版ウィキソースに本記事に関連した原文があります。マルビナス諸島で生じた特定の敵対的行動に関するスペインとイングランド王の間の処置 1771年1月22日、駐英スペイン大使のマッセラーノ侯が宣言を読み上げ、スペイン王が「ブカレリの暴力的な行動を関知しない」と述べ、「エグモントと呼ばれる港口と要塞、並びに全ての大砲と備品を目録通りに回復する」と約束した。また、「ポート・エグモントを回復するこの行動はマルイーヌ諸島、またはフォークランド諸島と呼ばれる地域への既存の主権問題について何ら影響できず、影響を与えるべきではない」とも宣言した。 この譲歩はロッチフォード伯爵(英語版)によって受け入れられた。彼は「グレートブリテン国王の名において、ポート・エグモントを奪われたことによる損害への賠償を受け入れる」許可を得たと宣言した。そして、宣言に署名した後、ロッチフォード伯爵はスペインが「ポート・エグモントに対する遠征について関知せず、1770年6月10日以前の状態に回復することを努める。ブリテン国王は上記の宣言、並びにカトリック国王がそれを完全に履行することを、グレートブリテン王権への損害の補償と見なす」と述べた。
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