スペインとの戦争とフォークランド諸島
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/06/09 08:00 UTC 版)
「ジョン・デイヴィス (探検家)」の記事における「スペインとの戦争とフォークランド諸島」の解説
1588年、デイヴィスはブラック・ドック号の船長となり、スペイン艦隊とのアルマダの海戦に臨んだと見られる。1589年、デイヴィスは海軍軍人のカンバーランド公ジョージ・クリフォードとアゾレス諸島沖で合流している。 1591年にはトーマス・キャヴェンディッシュの2度目の航海に加わった。キャヴェンディッシュは私掠船に乗ってスペイン船を襲いながら世界一周航海を成し遂げた人物で、デイヴィスは彼に同行して太平洋へ向かい、逆側から(北アメリカ大陸の西海岸から)北西航路の探検を行おうとした。キャヴェンディッシュはブラジルでのポルトガル人との交戦で部下多数を失い南大西洋で没したが、デイヴィスが残った部下や船を引き継いで自らの航海を果たそうとした。彼はマゼラン海峡に向かったが悪天候に阻まれ、戻る途中の1592年8月にディザイア号の船上からフォークランド諸島を発見した。デイヴィスは部下に命じて食料とするためにペンギン多数を狩り保存食としたが、熱帯の暑さでだめになってしまった。彼らは飢餓に襲われ、イギリスに戻ったときには76人の乗組員のうち14人しか生存していなかった。
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