スクールズ・クアドラングルと五様式の塔
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/22 03:27 UTC 版)
「ボドリアン図書館」の記事における「スクールズ・クアドラングルと五様式の塔」の解説
1612年にボドリーがなくなるまでに、図書館のさらなる拡大が計画された。プロスカリウムとアーツ・エンドへの3つの翼廊に加えて、スクールズ・クアドラングル ( Schools Quadrangle、「Old Schools Quadrangle」もしくは「Old Library」と表記されることもある。Quadrangleは四角形を意味する。建物の中庭の四方が校舎に囲まれていることからその名がついた) が1613年から1619年の間に建設された。塔は図書館の正面玄関となっており、五様式の塔として知られている。名前は塔が古代建築(英語版)の5つの建築様式であるトスカナ式(英語版)、ドーリア式、イオニア式、コリント式、コンポジット式(英語版)で作られた5つの年代順の柱で装飾されていることに由来する。 3つの翼廊をもつクアドラングルは3階構成で、ディヴィニティ・スクールの上部にあるハンフリー公図書館を除く1階と2階の部屋は建設当初は講義室やアートギャラリーとして使用されていた。講義室は未だにドアの署名文によって案内を行なっている (右図を参照)。図書館の蒐集品が増えるにつれ、これらの部屋は次第に埋まっていき、大学の講義や試験は新たに建設された大学校舎で行われるようになった。また、美術蒐集品はアシュモレアン博物館へと移管された。大学校舎の一つは現在図書館の宝物展示室として利用されており、後者は司書室や会議室として利用されている。
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