スイートソルガム(サトウモロコシ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 02:52 UTC 版)
「砂糖」の記事における「スイートソルガム(サトウモロコシ)」の解説
モロコシ属のうち、糖分を多く含むものの総称で、アメリカ合衆国を中心に栽培されている。煮詰めてソルガムシュガー(ロゾク糖)をつくることもできるが、グルコースやフラクトースを多く含むため結晶化させにくく、結晶糖の収量としてはサトウキビやテンサイに劣るため、シロップの原料として使用されることが多い。バイオエタノールの原料としても多く利用されている。 搾りかすなど副生成物の年間排出量は世界中で約1億トン以上で、製糖工場自身の燃料として利用されるだけでなく、石灰分を多く含むため、製鉄、化学工業、大気汚染防止のための排煙脱硫材、上下水の浄化、河川海域の水質底質の改善、農業用の土壌改良材として使われる。搾りかすの一部は堆肥として農地に還元されるほか、キクラゲの菌床栽培の培地原料としても利用される。テンサイ(ビート)の搾り粕は牛の飼料として、サトウキビの搾りかす(バガス)は紙の原料としても使われる。
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