ジョン・レノンによるカバー
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「スタンド・バイ・ミー (ベン・E・キングの曲)」の記事における「ジョン・レノンによるカバー」の解説
ジョン・レノンは、ニューヨークにあるレコード・プラント・イーストで1974年10月21日と25日の2回のセッションで、「スタンド・バイ・ミー」のカバー・バージョンを録音した。このカバー・バージョンは、アメリカで1975年2月17日、イギリスで2月21日にアップル・レコードから発売されたアルバム『ロックン・ロール』のA面2曲目に収録された。その後アメリカで3月10日、イギリスで4月18日に同作からシングル・カットされ、B面には「ようこそレノン夫人(英語版)」(Move Over Ms. L)が収録された。同年には、BBCの音楽番組『The Old Grey Whistle Test』用に演奏が録画されている。 Billboard Hot 100では、1975年3月15日の週で初登場78位を記録し、その後4月26日の週で最高位20位を記録。全英シングルチャートでは、7週にわたってチャートインし、4週目で最高位30位を記録。カナダの『RPM』誌のシングルチャートでは、1975年5月24日の週から2週にわたって最高位13位を記録。 また、レノンは1974年3月に行われたハリー・ニルソンのアルバム『プシー・キャッツ(英語版)』のセッションで、レノンと同じく元ビートルズのポール・マッカートニーやスティーヴィー・ワンダーらとともに「スタンド・バイ・ミー」を演奏している。当時の演奏は、1992年に流通した海賊盤『ア・トゥート・アンド・ア・スノア・イン・'74』に収録されている。 『ビルボード』誌は、レノンによるカバー・バージョンについて「オリジナル版以来の最高の出来」と評している。『ピッチフォーク』のライターであるマーク・ホーガン(英語版)は、「アコースティック・ギターによるスタッカート奏法とレノンの熱意のあるボーカル」を引き合いに「ベン・E・キングの演奏よりも(ほんのわずかに)影響力がある」と評している。ジャーナリストのロバート・ウェッブは、2013年に「最高のカバー・バージョン」の1つとして、レノンによるカバー・バージョンを挙げている。
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