ジュリアーノ・ジェンマと共に
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「ナッツァレーノ・ザンペルラ」の記事における「ジュリアーノ・ジェンマと共に」の解説
マカロニ・ウエスタンのスターとして著名なジュリアーノ・ジェンマもスタントマンの出身だった。ザンペルラとは1959年のウィリアム・ワイラー監督のハリウッド超大作史劇『ベン・ハー』から1984年の『魔境のガン・ファイター』(未/TV放映/ビデオ)に至るまで関わりがあり、都合20作品近くにも上る。 ジェンマ主演のマカロニ・ウエスタンの代表作『荒野の1ドル銀貨』(1965年)では凶弾に倒れる主人公の弟を純情な一面と不敵な存在感で運命の機微を演じた。この作品にはステファネッリやフランコ・ファンタジア、ジョヴァンニ・パッツァフィーニ、サル・ボルジェーセと言ったスタントの手練れが多く参加していた。 ジュリアーノ・ジェンマ人脈と言えるドゥッチョ・テッサリやミケーレ・ルーポの監督作品にも目立って参加した。特にテッサリ監督作品では『夕陽の用心棒』(1964年/未/TV放映)や姉妹編の『続・荒野の1ドル銀貨』(1965年)と言ったマカロニ・ウエスタンからロッド・スタイガ-、ロッド・テイラー、テリー・トーマス等の国際スター競演の戦争喜劇『栄光の北アフリカ戦線』(1973年/未/TV放映)やアラン・ドロンが孤高の殺し屋を演じた『ビッグ・ガン』(1974年)、リノ・ヴァンチュラとアイザック・ヘイズ、フレッド・ウィリアムスンの異色の顔ぶれの『3人のタフガイ』(1974年/未ソフト化)等がある。ミケーレ・ルーポ監督作品には『南から来た用心棒』(1965年)からハリウッドの大スターだったカーク・ダグラスとジェンマが競演する犯罪アクション物『ザ・ビッグマン』(1972年)、マカロニ・ウエスタン末期の『カリフォルニア/ジェンマの復讐の用心棒』(1976年/未/TV放映/DVD)辺りまで付き合っている。上記の作品には脇役あるいは端役出演する傍らスタントやアクション演出も担当している。
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