ジャンルとしての意味とは? わかりやすく解説

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ジャンルとしての意味

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/05 08:26 UTC 版)

散文詩」の記事における「ジャンルとしての意味」の解説

「詩」は通常規則的な詩法に基いた韻律のある文学ジャンルであるため、定型持たない文章意味する散文」と組み合わされた「散文詩」という言葉は、本質的に語義矛盾の関係にあるが、そこにこそ散文詩特質がある。例えフランス語散文詩Poème en prose表記されるため、「散文書かれた詩」と理解されうる。つまり、これは「詩」であるから一般的に認知されているような「詩的な散文」とは、本来的に厳密に区別されるべきものである。 しかしその境界は非常にあいまいで、何をもって「散文詩というか不明瞭であり、厳密な定義難しい。特徴として比較的短い散文で、詩に見られる論理の飛躍詩的なレトリック用いたものなどを散文詩とみなすことが多い。だが、例え梶井基次郎川端康成の「掌編小説」を散文詩と呼ぶべきかどうか、という問題もある。極めて短い小説散文詩区別はほとんど不可と言える逆にこの問いは「小説とは何か」という問いにも関わってくるだろう。 散文詩は常に散文と詩境界にある。韻文であればそれがすぐに優れた「詩」であるか、という問いと共に、なぜ散文が詩となりうるのか(詩が散文となりうるのか)、あるいは詩と散文アイデンティティー、それらの境界線考え上で、非常に重要なジャンルと言える特権的なジャンルとして成立した経緯を持つフランスにおける重要な詩人は、ボードレールマラルメランボーら、そしてロートレアモンから出発してシュルレアリストたちの系譜へと連なっていくのである

※この「ジャンルとしての意味」の解説は、「散文詩」の解説の一部です。
「ジャンルとしての意味」を含む「散文詩」の記事については、「散文詩」の概要を参照ください。

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