ジャンクメタルとグールの誕生
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/01 05:34 UTC 版)
「JUNKMETAL」の記事における「ジャンクメタルとグールの誕生」の解説
アルター8に降り立った人類は、まず地表にシェルターを建設し、ここを拠点として惑星調査に乗り出した。この際、船外活動用ポッドを改造した調査・開拓用ロボットとしてジャンクメタルが誕生した。 この惑星調査の最中、調査隊は正体不明のロボット型移動物体と遭遇する。実はこのロボットは自律進化した惑星開発機の端末であり、テラフォーミング用の環境データ収集のために活動していたものだった。しかしこの時点において調査隊がそんな事実を知る由もなく、安全確保のためにこれを攻撃、破壊という判断を取らざるを得なかった。そして惑星開発機に搭載されたAIは、この調査隊の行動によりジャンクメタルを敵性体として認識してしまう。以降、惑星開発機は防衛行動として「ジャンクメタルの排除」という新たな任務を追加し、武装化端末の生成を開始する。人類によってグールの名で呼ばれる事となる脅威は、こうして誕生した。後にPOF首脳陣はこの事実を察するが、これが露見すれば社の受けるダメージは致命的なものになると考えられたため、最高機密として最後まで伏せられ続ける事となる。 ディモス・フォボスはグールの出現により惑星には降下できず、軌道上の周回を余儀なくされ、同艦との行き来には降下・帰還用のポッドが使われる事となった。その後は軌道上からアルター8を観測し、各企業がディモスやフォボスと連携した観測システムを用いてグールの発生や気候の変動などの監視を行う事となる。 アルター8移民計画では、将来的には同星系内の開発にも着手し、そこを足がかりに新たな移民星への進出が行われていく予定であった。テラフォーミングに成功し、人類の宇宙進出への新たな橋頭堡となるはずだったアルター8移民計画は、グールの出現により、その当初の予定から大きく外れていく事となる。
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