ジャック・バラティエとは? わかりやすく解説

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ジャック・バラティエ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/20 07:34 UTC 版)

ジャック・バラティエ
Jacques Baratier
本名 Jacques Baratier de Rey
生年月日 (1918-03-08) 1918年3月8日
没年月日 (2009-11-27) 2009年11月27日(91歳没)
出生地 モンペリエ
国籍 フランス
主な作品
コショウとドラジェ』(1963年)
 
受賞
カンヌ国際映画祭
審査員賞
1958年『Goha』
ベルリン国際映画祭
金熊賞(短編部門)
1956年『パリ・ラ・ニュイ』
その他の賞
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ジャック・バラティエJacques Baratier1918年3月8日 モンペリエ - 2009年11月27日[1])は、フランス映画監督脚本家。短編映画を多数手がけた。

来歴・人物

1918年3月8日、フランス・エロー県のモンペリエに生まれる。ロジェ・レーナルトとは同郷。

1949年、短編ドキュメンタリー映画『Désordre(無秩序)』を撮る。アナベラアレクサンドル・アストリュックシモーヌ・ド・ボーヴォワールジャン・コクトージャン・ジュネジュリエット・グレコレイモン・クノージャン=ポール・サルトルボリス・ヴィアンオーソン・ウェルズら多くの俳優音楽家文学者哲学者等の文化人が多数登場する。

1958年5月、フランス・チュニジア合作の長編映画『Goha』を第11回カンヌ国際映画祭に出品、審査員賞受賞。主演オマー・シャリフ

1963年、『Dragées au poivre』を撮る。派手なキャスティングで、脇にゴダールとの結婚直後のアンナ・カリーナや、シモーヌ・シニョレマリナ・ヴラディ、監督のロジェ・ヴァディムも出演している。

1967年、ドキュメンタリー映画『想い出のサンジェルマン』公開。サンジェルマンデプレに集う芸術家たちの姿を捉える。『Désordre(無秩序)』に登場した人物たちのほか、アントナン・アルトーもアーカイヴフッテージで登場。

1968年、38分の中篇映画『Piège(罠)』を発表。精神分析家ジャック・ラカンが賞賛したことで知られる。

1969年アンドレ・S・ラバルトジャニーヌ・バザンプロデュースによるテレビドキュメンタリーシリーズ『われらの時代のシネアストたち Cinéastes de notre temps』の『ルネ・クレール René Clair』を演出する。出演者は、ルネ・クレール本人、ミシェル・シモン、モーリス・シュヴァリエら。

2003年、前作以来20年ぶりの新作『Rien, voilà l'ordre』を発表。

2007年第60回カンヌ国際映画祭で上映されたジェーン・バーキンの監督作『Boxes』に出演。他の出演はジェラルディン・チャップリンミシェル・ピコリ、バーキン自身、ルー・ドワイヨンジョン・ハートチェッキー・カリョら。

エリック・ロメールの近年の撮影監督ディアーヌ・バラティエ(1963年 - )は実娘。映画『コーラス』の監督クリストフ・バラティエ1963年 - )は甥。

主な監督作

外部リンク

脚注

  1. ^ ジャック・バラティエ氏死去(フランスの映画監督・脚本家) 時事通信社 2009年12月1日閲覧




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