ジェイレン・ラムジーとは? わかりやすく解説

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ジェイレン・ラムジー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/08 09:16 UTC 版)

ジェイレン・ラムジー
Jalen Ramsey
ロサンゼルス・ラムズでのラムジー
(2020年)
ピッツバーグ・スティーラーズ #5
ポジション コーナーバック
生年月日 (1994-10-24) 1994年10月24日(30歳)
出身地 アメリカ合衆国
テネシー州スマーナ
身長: 6' 1" =約185.4cm
体重: 208 lb =約94.3kg
経歴
高校 ブレントウッド・アカデミー
大学 フロリダ州立大学
NFLドラフト 2016年 / 1巡目全体5位
所属歴
2016-2019 ジャクソンビル・ジャガーズ
2019-2022 ロサンゼルス・ラムズ
2023-2024 マイアミ・ドルフィンズ
2025- ピッツバーグ・スティーラーズ
受賞歴・記録
スーパーボウル制覇(1回)
2021
オールプロ選出(計3回)
1st(3回)
2017, 2020, 2021
プロボウル選出(7回)
2017-2023
その他受賞・記録
  • NFLオールルーキーチーム (2016)
  • BCSナショナルチャンピオン (2013)
  • コンセンサスオールアメリカン (2015)
  • オールアメリカンセカンドチーム (2014)
  • 2× オールACCファーストチーム (2014, 2015)
NFL 通算成績
(2024年終了時点)
タックル 534
サック 3.0
フォースファンブル 6
パスディフレクション 108
インターセプト 24
ディフェンシブTD 1
Player stats at NFL.com
Player stats at PFR

ジェイレン・ラムジーJalen Ramsey, 1994年10月24日 - )は、アメリカ合衆国テネシー州スマーナ出身のプロアメリカンフットボール選手。NFLピッツバーグ・スティーラーズに所属している。ポジションはコーナーバック

経歴

カレッジ

フロリダ州立大学カレッジフットボール陸上競技をプレーした。2013年に、フレッシュマンとして14試合に先発出場した。これは1985年のディオン・サンダース以来の出来事であった[13][14。このシーズン、ラムジーは背番号13番を着用していたが、その後2年目のシーズンから8番に変更した。2015シーズンには、オールアメリカンチームに選出された[1]。3年目のシーズン終了後、4年目のシーズンを見送ってNFLドラフトにエントリーした[2]

陸上競技では、リレー走り幅跳びの選手として活躍した。2013年シーズンには、フロリダ州立大学のメンバーとして3度オールACCに選出された。2015年5月に、26フィート1.5インチ(7.96m)の跳躍を記録してACCの走り幅跳びで優勝した。これは、2016年の米国オリンピックチームトライアルの出場資格記録にわずか3インチ不足していただけであった[3]

大学時代の通算成績

ジャレン・ラムジー タックル インターセプト ファンブル
年度 大学 出場 合計 ロスタックル サック パスディフェンス インターセプト フォース
2013 フロリダ州立大学 14 49 2.0 1.0 1 1 1
2014 14 80 10.0 3.0 12 2 3
2015 13 52 3.5 1.0 9 0 0
41 181 15.5 5.0 22 3 4


ジャクソンビル・ジャガーズ

2016年のNFLドラフトジャクソンビル・ジャガーズから1巡目全体5位で指名され入団した。

2016年、入団直後からNFLでもトップレベルのコーナーバックとなり、第16週のテネシー・タイタンズ戦ではマット・キャッセル相手にインターセプトリターンタッチダウンを記録し、この週の守備部門の週間MVPに選ばれた。またこのシーズンはオールルーキーチームに選出された[4]


2017年はキャリア初となるプロボウルに出場し、オールプロに選出されたほか、10年ぶりとなるジャガーズのプレーオフ出場に貢献した。

2018年シーズンは65タックル・3インターセプトという成績を残し、2年連続でプロボウルに選出された。プロボウルではヒューストン・テキサンズのQBデショーン・ワトソンのパスをレシーブし、タッチダウンを挙げた。

2019年シーズン、開幕前にルーキー契約の5年目オプションの行使が発表された[5]。しかし起用法を巡りジャガーズのコーチ陣との対立があり、トレード移籍を要求した[6]

ロサンゼルス・ラムズ

2019年10月16日に2020年と2021年ドラフト1巡目指名権および2021年ドラフトの4巡目指名権とのトレードでロサンゼルス・ラムズに移籍した[7]。 第16週のサンフランシスコ・フォーティナイナーズ戦では移籍後初インターセプトを挙げた。

2020年にはラムズと延長契約に合意し、当時のリーグのディフェンシブバックでは史上最高額となる5年1億500万ドルでの契約を果たした[8]。第4週のニューヨーク・ジャイアンツ戦では、試合後にラムジーの親戚にあたるゴールデン・テイト[注 1]と諍いを起こし[9]、罰金を科された。このシーズンは15試合に出場し、44タックルを記録した。また2017年以来となるオールプロ1stチームに選出された。

2021年は77タックル・4インターセプトを記録した。チームも第56回スーパーボウルで優勝し、チャンピオンリングを獲得した。また2年連続でオールプロ1stチーム入りし、NFLトップ100では自己最高位となる9位にランクインした[10]

2022年はシーズン開幕前に肩の手術を行った[11]。シーズンではキャリアハイとなる88タックルを記録したほか、4インターセプト・2サック・3ファンブルフォースを記録した。

マイアミ・ドルフィンズ

2023年3月15日にハンター・ロング英語版、2023年のドラフト3巡目指名権とのトレードで、マイアミ・ドルフィンズへ移籍した[12]

7月28日に左膝の半月板を負傷して開幕から7試合を欠場するも、第8週のニューイングランド・ペイトリオッツ戦で復帰した[13]。第11週のラスベガス・レイダース戦では後半に2つのインターセプトを記録して20-13の勝利に貢献し、AFCの週間最優秀守備選手に選ばれた[14]

2024年9月7日、ドルフィンズと2028年シーズンまでの3年総額7,230万ドルの契約延長に合意した。年俸2,410万ドルはパトリック・サーテイン2世を上回ってコーナーバックとしては当時史上最高額となった[15]

ピッツバーグ・スティーラーズ

2025年6月30日、ミンカ・フィッツパトリック、2027年のドラフト5巡指名権とのトレードで、ジョンヌ・スミス、2027年ドラフト7巡指名権と共にピッツバーグ・スティーラーズへ移籍した[16]

詳細情報

年度別成績

レギュラーシーズン

年度 チーム

試合 タックル インターセプト  ファンブル
出場 先発 合計 ソロ アシスト サック パス
ディフ
ェンス
インター
セプト
リターン
ヤード
平均
リターン
ヤード
最長
リターン
TD フォ
ース
リカ
バー
2016 JAX 20 16 16 65 55 10 0.0 14 2 65 32.5 35T 1 1 0
2017 16 16 63 52 11 0.0 17 4 34 8.5 18 0 0 0
2018 16 16 65 62 3 0.0 13 3 0 0.0 0 0 0 0
2019 3 3 17 13 4 0.0 1 0 0 0.0 0 0 1 0
LAR 9 8 33 31 2 0.0 4 1 13 13.0 13 0 1 0
2020 15 15 44 36 8 0.0 9 1 2 2.0 2 0 0 0
2021 5 16 16 77 62 15 0.0 16 4 41 10.3 25 0 1 0
2022 17 17 88 64 24 2.0 18 4 53 13.3 28 0 2 1
2023 MIA 10 10 22 18 4 0.0 5 3 52 17.3 49 0 0 0
2024 17 17 60 39 21 1.0 11 2 7 3.5 7 0 0 0
NFL:9年 135 134 534 432 102 3.0 108 24 267 11.1 49 1 6 2
  • 2024年度シーズン終了時
  • 太字は自身最高記録

ポストシーズン

年度 チーム 試合 タックル インターセプト  ファンブル
出場 先発 合計 ソロ アシスト サック パス
ディフ
ェンス
インター
セプト
リターン
ヤード
平均
リターン
ヤード
最長
リターン
TD フォ
ース
リカ
バー
2017 JAX 3 3 8 7 1 0.0 1 1 2 2.0 2 0 0 0
2020 LAR 2 2 7 4 3 0.0 1 0 0 0.0 0 0 0 0
2021 4 4 13 11 2 0.0 4 0 0 0.0 0 0 0 0
2023 MIA 1 1 5 4 1 0.0 1 0 0 0.0 0 0 0 0
10 10 33 26 7 0.0 7 1 2 2.0 2 0 0 0
  • 2024年度シーズン終了時
  • 太字は自身最高記録
  • はスーパーボウル制覇

脚注

注釈

  1. ^ ラムジーはテイトの妹との間に子供をもうけている。

出典

  1. ^ Consensus All-America Teams (2010–2018)” (英語). College Football at Sports-Reference.com. 2022年2月10日閲覧。
  2. ^ Shanker, Jared (2016年1月5日). “Jalen Ramsey entering 2016 Draft.”. ESPN.com. 2022年2月10日閲覧。
  3. ^ 2016 U.S. Olympic Team Trials – Track & Field”. USATF. 2022年2月10日閲覧。
  4. ^ NFL.com解説者が選出、2016年度の新人選抜チーム”. NFL JAPAN (2017年2月12日). 2023年3月3日閲覧。
  5. ^ ジャガーズがCBラムジーの5年目オプションを行使”. NFL JAPAN (2019年4月26日). 2023年3月3日閲覧。
  6. ^ ジャガーズCBラムジーがトレードを要請”. NFL JAPAN (2019年9月17日). 2023年3月3日閲覧。
  7. ^ ジャガーズCBラムジーはトレードでラムズへ”. NFL JAPAN (2019年10月16日). 2021年12月5日閲覧。
  8. ^ ラムズがCBラムジーと5年111億円で契約延長へ”. NFL JAPAN (2020年9月10日). 2021年12月5日閲覧。
  9. ^ ラムズ勝利後、CBラムジーとジャイアンツWRテイトが小競り合い”. NFL JAPAN (2020年10月5日). 2023年3月2日閲覧。
  10. ^ 2022 NFL Top 100” (英語). Pro-Football-Reference (2020年10月5日). 2023年3月2日閲覧。
  11. ^ 2022年シーズンに向けてラムズCBラムジーが肩を手術”. NFL JAPAN (2022年6月22日). 2023年3月2日閲覧。
  12. ^ Miami Dolphins make trade with L.A. Rams” (英語). www.miamidolphins.com. 2023年3月15日閲覧。
  13. ^ Dolphins activate CB Jalen Ramsey (knee) off injured reserve” (英語). NFL.com (2023年10月28日). 2025年7月4日閲覧。
  14. ^ Jalen Ramsey named AFC's Defensive of the Week” (英語). Sports Illustrated (2023年11月22日). 2025年7月4日閲覧。
  15. ^ Sources: Dolphins make Jalen Ramsey NFL's highest-paid CB” (英語). ESPN (2024年9月6日). 2025年7月4日閲覧。
  16. ^ Steelers agree to acquire Ramsey, Smith” (英語). steelers.com (2025年6月30日). 2025年7月4日閲覧。

外部リンク





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