トッド・ガーリー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/20 09:12 UTC 版)
Todd Gurley II | |||||||||||||||
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トッド・ガーリー(2020年)
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基本情報 | |||||||||||||||
ポジション | ランニングバック | ||||||||||||||
生年月日 | 1994年8月3日(31歳) | ||||||||||||||
出身地 | ![]() メリーランド州ボルチモア |
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身長: | 6' 1" =約185.4cm | ||||||||||||||
体重: | 227 lb =約103kg | ||||||||||||||
経歴 | |||||||||||||||
高校 | ターボロ高校 (ノースカロライナ州ターボロ) |
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大学 | ジョージア大学 | ||||||||||||||
NFLドラフト | 2015年 / 1巡目全体10位 | ||||||||||||||
初出場年 | 2015 | ||||||||||||||
初出場チーム | セントルイス・ラムズ | ||||||||||||||
所属歴 | |||||||||||||||
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受賞歴・記録 | |||||||||||||||
オールプロ選出(計3回) | |||||||||||||||
2017・2018
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プロボウル選出(3回) | |||||||||||||||
2015・2017・2018 | |||||||||||||||
その他受賞・記録 | |||||||||||||||
AP通信NFL最優秀新人攻撃選手賞(2015年) | |||||||||||||||
NFL最優秀攻撃選手賞(2017年) | |||||||||||||||
NFL 通算成績 | |||||||||||||||
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Player stats at PFR |
トッド・ジェローム・ガーリー2世(Todd Jerome Gurley II, 1994年8月3日 - )は、アメリカ合衆国メリーランド州ボルチモア出身の元アメリカンフットボール選手。ポジションはランニングバック(RB)。
経歴
プロ入り以前
ノースカロライナ州ターボロ高校最終学年では2600ヤードと38タッチダウンを記録して4つ星と評価され、ジョージア大学へ進学した[1]。
2012年シーズンはフレッシュマンながら1385ラッシングヤードと17ラッシングタッチダウンを記録した。翌年は10試合で989ラッシングヤードと10タッチダウンに加え、441レシービングヤードと6レシービングタッチダウンを記録した[2]。
2014年シーズンはサイン入り記念品に対して金銭を受け取っていたとしてNCAAの規定違反により4試合の出場停止処分を科された[3]。その後の復帰戦で前十字靭帯損傷を負い、シーズンの残りの試合を欠場したほか、NFLスカウティングコンバインでも参加が制限された[4]。
プロ入り後
ラムズ時代
2015年のNFLドラフトで、1巡目全体10番目で、ドラフト以前に訪問したことがなかったラムズから指名を受けた[5]。プレシーズンではリハビリに励んだ。
2015年シーズンが始まると、第3週の9月27日、ピッツバーグ・スティーラーズ戦でデビューを飾り、6ラッシュで9ヤードを記録。次の週、ラムズはロードでアリゾナ・カーディナルスと対戦した。この試合でガーリーは前半2ヤードのラッシュにとどまっていたが、後半では144ヤードを記録し、チームも24-22で辛勝。その後のパッカーズ戦、ブラウンズ戦、49ers戦の3試合では毎試合128ヤード以上のラッシュを記録。10月25日のブラウンズ戦ではNFLキャリア初となるタッチダウンも記録した。NFL先発デビューから4試合で獲得した566ヤードという記録は、AFLとNFLの合併後では新記録であった[6]。
ルーキーシーズンを通しては3試合を欠場するも、1106ラッシングヤード、10ラッシングタッチダウンを記録し、最優秀新人攻撃選手賞を受賞した[7]。
2016年シーズンは全16試合に先発出場し、885ラン獲得ヤード、6ラッシングタッチダウンを記録した。
2017年シーズン、第3週のサンフランシスコ・49ers戦では149トータルヤードで3つのタッチダウンを記録し、9月のNFC月間最優秀攻撃選手賞を受賞した[8]。
第17週のテネシー・タイタンズ戦では自己最長となる80ヤードのレシービングタッチダウンを記録。NFL史上3人目となる100ヤード以上のランと150ヤード以上のレシーブを記録した選手となり、27-23の勝利に貢献してNFC西地区の優勝を決めた。レギュラーシーズン最終戦は欠場したものの、749スクリメージヤードと8タッチダウンを記録して、12月のNFC月間最優秀攻撃選手賞を受賞した[9]。
シーズンを通してはリーグ2位の1305ラン獲得ヤードを記録したほか、ラッシングタッチダウン13回、2093スクリメージヤード、合計タッチダウン19回はいずれもリーグトップの成績であり、最優秀攻撃選手賞を受賞した[10]。
2018年4月24日、チームから5年目の契約オプションを行使された[11]。さらに7月24日、2023年シーズンまでの4年総額6000万ドルの契約延長にラムズと合意した[12]。
10月の4試合で462ラッシングヤードと7つのラッシングタッチダウン、157レシービングヤードと2つのレシービングタッチダウンを記録し、自身3度目となるNFC月間最優秀攻撃選手賞を受賞した[13]。
シーズンを通しては1251ラッシングヤードを記録し、ラッシングタッチダウン17回と合計タッチダウン21回ではいずれもリーグトップを記録して、2年連続2度目となるオールプロファーストチームに選出された[14]。
レギュラーシーズン最後の2試合を欠場したことや、プレーオフでの低パフォーマンスから、膝の怪我への懸念が付きまとった。2019年シーズンは控えRBと交代する場面が増え、自己最低となる857ラッシングヤードの獲得に留まった。2020年3月19日、ラムズから放出された[15]。
ファルコンズ時代
2020年3月20日、アトランタ・ファルコンズと1年契約を結び移籍した[16]。
2022年10月21日、現役引退の意向を表明した[17]。
詳細情報
年度別成績
レギュラーシーズン
年度 | チーム | 背 番 号 |
試合 | ラン | レシーブ | ファンブル | ||||||||||
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出場 | 先発 | 回数 | 獲得 ヤード |
平均 獲得 ヤード |
最長 レシーブ |
TD | 回数 | 獲得 ヤード |
平均 獲得 ヤード |
最長 ラン |
TD | ファン ブル数 |
ロスト | |||
2015 | STL LA LAR |
30 | 13 | 12 | 229 | 1106 | 4.8 | 71T | 10 | 21 | 188 | 9.0 | 31 | 0 | 3 | 1 |
2016 | 16 | 16 | 278 | 885 | 3.2 | 24T | 6 | 43 | 327 | 7.6 | 33 | 0 | 2 | 1 | ||
2017 | 15 | 15 | 279 | 1305 | 4.7 | 57T | 13 | 64 | 788 | 12.3 | 80T | 6 | 5 | 2 | ||
2018 | 14 | 14 | 256 | 1251 | 4.9 | 36 | 17 | 59 | 580 | 9.8 | 56 | 4 | 1 | 1 | ||
2019 | 15 | 15 | 223 | 857 | 3.8 | 25 | 12 | 31 | 207 | 6.7 | 23 | 2 | 3 | 2 | ||
2020 | ATL | 21 | 15 | 15 | 195 | 678 | 3.5 | 35 | 9 | 25 | 164 | 6.6 | 26 | 0 | 2 | 0 |
NFL:5年 | 73 | 72 | 1265 | 5404 | 4.3 | 71 | 58 | 218 | 2090 | 9.6 | 80 | 12 | 14 | 7 |
- 2020年度シーズン終了時
- 太字は自身最高記録
- ■は最優秀攻撃選手受賞年
- ■はリーグ最高記録
ポストシーズン
年度 | チーム | 試合 | レシーブ | ラン | ファンブル | ||||||||||
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出場 | 先発 | 捕球数 | 獲得 ヤード |
平均 獲得 ヤード |
最長 レシーブ |
TD | 試行 回数 |
獲得 ヤード |
平均 獲得 ヤード |
最長 ラン |
TD | ファン ブル数 |
ロスト | ||
2017 | LAR | 1 | 1 | 14 | 101 | 7.2 | 33 | 0 | 4 | 10 | 2.5 | 4 | 0 | 0 | 0 |
2018 | 3 | 3 | 30 | 160 | 5.3 | 35T | 2 | 4 | 5 | 1.2 | 7 | 0 | 0 | 0 | |
計 | 4 | 4 | 44 | 261 | 5.9 | 35 | 2 | 8 | 15 | 1.9 | 7 | 0 | 0 | 0 |
- 2019年度シーズン終了時
- 太字はスーパーボウル出場
脚注
- ^ “Gurley commits to Dawgs” (英語). ESPN (2012年1月16日). 2025年8月20日閲覧。
- ^ “Todd Gerley Stats” (英語). sports-reference.com. 2025年8月20日閲覧。
- ^ “NCAA denies UGA's Gurley appeal” (英語). ESPN (2014年10月30日). 2025年8月20日閲覧。
- ^ “Todd Gurley picked by Rams at No. 10, ends 1st-round drought for RBs” (英語). ESPN (2015年5月1日). 2025年8月20日閲覧。
- ^ Burke, Chris (2015年4月30日). “St. Louis Rams select Todd Gurley No. 10 in 2015 NFL draft”. Sports Illustrated. 2015年5月1日閲覧。
- ^ Wagoner, Nick (2015年11月2日). “Todd Gurley sets mark for most yards in first four starts”. "ESPN". 2015年11月4日閲覧。
- ^ “Todd Gurley named Offensive Rookie of the Year” (英語). NFL.com (2016年2月6日). 2025年8月20日閲覧。
- ^ “Gurley Named NFC Offensive Player of the Month” (英語). therams.com (2017年9月28日). 2025年8月20日閲覧。
- ^ “Gurley Named December's NFC Offensive Player of the Month” (英語). therams.com (2018年1月4日). 2025年8月20日閲覧。
- ^ “Todd Gurley Named AP Offensive Player of the Year” (英語). therams.com (2018年2月3日). 2025年8月20日閲覧。
- ^ “Rams exercise fifth-year options on Todd Gurley, Marcus Peters” (英語). ESPN (2018年4月24日). 2025年8月20日閲覧。
- ^ “Todd Gurley, Rams agree to 4-year, $60M extension” (英語). NFL.com (2018年7月24日). 2025年8月20日閲覧。
- ^ “Todd Gurley and Aaron Donald named NFC Players of the Month” (英語). USA Today Rams Wire (2018年11月1日). 2025年8月20日閲覧。
- ^ “Aaron Donald, Todd Gurley named 2018 first-team All-Pros” (英語). USA Today Rams Wire (2019年1月4日). 2025年8月20日閲覧。
- ^ “Rams release RB Todd Gurley, LB Clay Matthews” (英語). ESPN (2020年3月19日). 2025年8月20日閲覧。
- ^ Report: Falcons to sign running back Todd Gurley - Atlanta Falcons.com, March 20, 2020
- ^ “Todd Gurley doesn't 'think there's any question' his NFL career is over” (英語). ESPN (2022年10月21日). 2025年8月20日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 通算成績と情報 ESPN, or Pro-Football-Reference
- Los Angeles Rams bio
- ESPN statistics
- IAAF profile
- Todd Gurley II (@TG3II) - X
- トッド・ガーリーのページへのリンク