シルキーパール【シルキーパール】(食用作物)
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登録番号 | 第12274号 |
登録年月日 | 2004年 11月 8日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | シルキーパール よみ:シルキーパール |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 滝田正、東正昭、加藤浩、横上晴郁、片岡知守、山口誠之、春原嘉弘、田村泰章、小山田善三、小綿寿志 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「探系2019」(後の「水稲中間母本農14号」)に「ふ系143号」(後の「ヤマウタ」)を交配して育成された固定品種であり、育成地(秋田県大曲市)における成熟期は中生の晩、アミロース含量が低の混米、チルド米飯等に向く水稲、粳種である。草型は穂数、稈長は短、稈の細太はやや細、剛柔は中、葉身毛茸の有無と多少は中、止葉の直立の程度はやや立、葉身及び葉鞘の色は緑である。穂長はやや短、穂数は多、粒着密度はやや密、穂軸の抽出度及び穎毛の有無と多少は中、穎色は黄白、ふ先色は黄白-黄、護穎の色は淡黄である。芒の有無と多少及び芒長は中、芒色は黄白-黄である。玄米の形は中、大小はやや小、粒色は淡褐、色沢は中、精玄米千粒重はやや小、玄米の見かけの品質は中の中、光沢は中、香りは無、食味は上の中である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳、出穂期及び成熟期は中生の晩、障害型耐冷性及び穂発芽性は中、耐倒伏性は強、脱粒性は難、地上部全重は中、収量は多である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-a、穂いもちほ場抵抗性、葉いもちほ場抵抗性及び白葉枯病ほ場抵抗性は中、しま葉枯病抵抗性品種群別は日本水稲型(+)である。アミロース含量は低、蛋白質含量はやや低である。「スノーパール」及び「ひとめぼれ」と比較して、稈長が短いこと、精玄米千粒重が小さいこと、耐倒伏性が強いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成元年に東北農業試験場(現独立行政法人農業・生物系特定産業技術研究機構、秋田県大曲市)において、「探系2019」(後の「水稲中間母本農14号」)に「ふ系143号」(後の「ヤマウタ」)を交配し、3年に雑種第4代で個体選抜を行い、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、13年に特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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