シリーズに対する批評
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/07 23:10 UTC 版)
「D.P.S.」の記事における「シリーズに対する批評」の解説
前述のように、『D.P.S.』シリーズはプレイヤーがコマンドを選択することで物語が進行するアドベンチャーゲームに分類される。アリスソフトの初期タイトルの中でもヒット作に位置づけられ、1作に複数の短編を詰め込んだゲーム構成は、オムニバス形式で展開するアドベンチャーゲームの先駆けになったという意見や、発売当時には「お買い得感が強かった」とする意見もある。また、同じストーリーでも複数の設定が用意されている点に関しては、雑誌『PC Angel』のライター・伊織舞也によれば、ユーザーの要望を汲んだものが多数収録されていると評価されている。一方、雑誌『美少女ゲーム最前線』ではどの作品のシナリオにおいてもグラフィックの使いまわしがあると指摘されているが、設定ごとに異なる状況を当てはめることに成功したと評されている。 システムとシナリオを別々のディスクに分けてリリースさせた点に関しては、「ツールの都合だったのかもしれないが、だいぶ先進的な発想」と評価する者や、システムディスクが併用可能であるため、シナリオディスク単体で販売されたことはプレイヤー側にとっても経済的だったと言及する者もいる。グラフィックについては、作品を重ねるごとに美麗なイラストへと進化したと伊織が述べており、『PC Angel』誌では3作目の『D.P.S. SG set2』以降、作品中に一部含まれるアニメーションにウェイトが置かれたと特筆されている。
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