シリア内戦におけるスタンス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 05:43 UTC 版)
「スタンド・ウィズ・シリア・ジャパン」の記事における「シリア内戦におけるスタンス」の解説
団体の活動信念を「Sense of Humanity」と掲げ、政治的な言説に絡め取られない位置からの活動を得意としており、特定の政治や武装組織の支持はしないスタンスを貫いている。一方で、団体の活動信念とされている「Sense of Humanity」の立場から、今世紀最大の人道危機を招いた市民への殺戮を続けるアサド政権や同盟国を非常に強く批判する立場を取っている。 現地で人道支援活動を行っている国際機関やNGOは、 住宅や学校に加えて、病院がアサド政権に意図的に攻撃され、けが人の治療ができなくなっていると指摘している。圧倒的な制空権を持ち、無差別に人を殺傷する「極めて非人道的な兵器」とされている樽爆弾や、塩素ガスと見られる化学兵器の使用まで指摘されているアサド政権による攻撃で、子どもを含む大勢の犠牲者が出ており、国連のグテーレス事務総長も「この世の地獄」と呼ぶ、極めて深刻な人道危機が起きてきた。 しかし、日本では、世界の多くの難民を受け入れている国々の見解とは異なり、シリアを支援すると標榜する団体や個人の中にも、自国民を大量に拘束、拷問、空爆、虐殺しているアサド政権やその同盟国を支持し、擁護する者たちが、多く存在している状況がある。 その中で、この団体が、人道上の立場から一貫してアサド政権を非常に強く批判する立場を取ってきたことは、特筆すべきことである。
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