ショウヘイ (競走馬)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/01 14:10 UTC 版)
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この記事は現役競走馬を扱っています。
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ショウヘイ | ||||||
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第92回東京優駿(日本ダービー)出走時
(2025年6月1日) |
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欧字表記 | Shohei[1] | |||||
品種 | サラブレッド[1] | |||||
性別 | 牡[1] | |||||
毛色 | 黒鹿毛[1] | |||||
生誕 | 2022年3月15日(3歳)[1] | |||||
父 | サートゥルナーリア[1] | |||||
母 | オーロトラジェ[1] | |||||
母の父 | オルフェーヴル[1] | |||||
生国 | ![]() |
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生産者 | ノーザンファーム[1] | |||||
馬主 | 石川達絵[1] | |||||
調教師 | 友道康夫(栗東)[1] | |||||
調教助手 | 大江祐輔[2] | |||||
競走成績 | ||||||
生涯成績 | 5戦2勝[1] | |||||
獲得賞金 | 1億4830万1000円[1] (2025年6月1日現在) |
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ショウヘイ(欧字名:Shohei、2022年3月15日 - )は、日本の競走馬[1]。主な勝ち鞍に2025年の京都新聞杯。
経歴
デビュー前
2022年10月25日、ノーザンホースパークにて行われたノーザンファームミックスセールに上場し、馬主の石川達絵に4000万円(税別)で落札された[4]。
2歳(2024年)
2024年11月30日、京都競馬場第5レースの2歳新馬戦(芝1800m)で、短期騎手免許により来日していたクリスチャン・デムーロを背にデビューした。キタサンブラックやシュガークンを兄に持つアルマデオロや[5]、ブラックスピネルを兄に持つセシアンベリルなど[6]、重賞馬を兄弟に持つ良血馬が揃う中、単勝オッズ2.2倍の1番人気で迎えた。道中は2番手に付けると、4コーナーで先頭へ。直線も先頭に立っていたものの、残り100mでリバティアイランドを姉に持つ[7]、マディソンガールに差し切られ2着に敗れた[8][9]。次走は12月15日の2歳未勝利戦(芝1800m)に出走。鞍上に川田将雅を起用した。スムーズにスタートを切ると、4番手に付け、先頭集団を見る形へ。直線に入ると、鞍上が手綱を持ったまま先頭に立ち、後続を離して初勝利を飾る[10]。
3歳(2025年)

3歳シーズンは、初重賞挑戦となるきさらぎ賞(GIII)からの始動を選択した[11]。道中は4番手に付け、他馬の動向を伺う。外側に位置し、直線に入るが、末脚を発揮することが出来ず、勝ち馬のサトノシャイニングや[12]、リンクスティップとランスオブカオスの競り合いには届かず[13]、4着で入線した[14]。
陣営は次走に京都新聞杯(GII)を選択。レースは2連勝中のトッピボーンやエムズ[15][16]、スプリングステークス(GII)3着馬のキングスコールなどに人気を譲り、単勝オッズ10.7倍の5番人気で迎えた。スタートを決めると、2番手に付けて馬群を追走する。1000m63秒3というスローペースの中、じっと展開を待ち直線へ向かう。馬場の真ん中を通ると、後続を突き放し重賞初制覇を飾った[17][18]。陣営は次走に初のGI挑戦となる東京優駿(GI)への出走を決めた[19]。鞍上にはクリストフ・ルメールを選択した[20]。道中はクロワデュノールらをマークする形で4番手に位置し内側でレースを進める。直線で少し外に持ち出したものの、クロワデュノールに突き放され、更に100m付近でマスカレードボールに交わされて3着で入線した。
競走成績
以下の内容は、JBISサーチ[21]およびnetkeiba.com[22]に基づく。
競走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離(馬場) | 頭 数 |
枠 番 |
馬 番 |
オッズ (人気) |
着順 | タイム (上り3F) |
着差 | 騎手 | 斤量 [kg] |
1着馬(2着馬) | 馬体重 [kg] |
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2024.11.30 | 京都 | 2歳新馬 | 芝1800m(良) | 13 | 3 | 3 | 2.2 (1人) | 2着 | 1:49.5(33.2) | 0.1 | C.デムーロ | 56 | マディソンガール | 466 | |
12.15 | 京都 | 2歳未勝利 | 芝1800m(良) | 14 | 5 | 8 | 1.4 (1人) | 1着 | 1:48.9(34.6) | -0.4 | 川田将雅 | 56 | (フィーユチャン) | 462 | |
2025. 2. 9 | 京都 | きさらぎ賞 | GIII | 芝1800m(稍) | 10 | 6 | 6 | 3.2 (2人) | 4着 | 1:48.0(36.3) | 1.0 | 川田将雅 | 57 | サトノシャイニング | 458 |
5.10 | 京都 | 京都新聞杯 | GII | 芝2200m(稍) | 10 | 7 | 8 | 10.7 (5人) | 1着 | 2:14.7(33.8) | -0.4 | 川田将雅 | 57 | (エムズ) | 456 |
6. 1 | 東京 | 東京優駿 | GI | 芝2400m(良) | 18 | 1 | 2 | 14.4 (6人) | 3着 | 2:24.0(34.3) | 0.3 | C.ルメール | 57 | クロワデュノール | 460 |
- 競走成績は2025年6月1日現在
血統表
ショウヘイの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | キングマンボ系(ミスタープロスペクター系) |
[§ 2] | ||
父
サートゥルナーリア 黒鹿毛 2016 |
父の父
ロードカナロア鹿毛 2008 |
キングカメハメハ | Kingmambo | |
*マンファス | ||||
レディブラッサム | Storm Cat | |||
*サラトガデュー | ||||
父の母
シーザリオ青毛 2002 |
スペシャルウィーク | *サンデーサイレンス | ||
キャンペンガール | ||||
*キロフプリミエール | Sadler's Wells | |||
Querida | ||||
母
オーロトラジェ 栗毛 2016 |
オルフェーヴル 栗毛 2008 |
ステイゴールド | *サンデーサイレンス | |
ゴールデンサッシュ | ||||
オリエンタルアート | メジロマックイーン | |||
エレクトロアート | ||||
母の母
*ミュージカルウェイ栗毛 2002 |
Gold Away | Goldneyev | ||
Blushing Away | ||||
Mulika | Procida | |||
Gazelia | ||||
母系(F-No.) | ミュージカルウェイ(FR)系(FN:2-s) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | サンデーサイレンス 4×4 Mr. Prospector 5×5 |
[§ 4] | ||
出典 |
- 祖母のミュージカルウェイは、仏G2ドラール賞など重賞3勝の実績馬。
- 伯母にミッキークイーン(2015年オークス、秋華賞)がいる。
- いとこにブレイディヴェーグ(2023年エリザベス女王杯)、エピファニー(2024年小倉大賞典)、ミッキーゴージャス(2024年愛知杯 ミッキークイーン産駒)がいる。
脚注
注釈
出典
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o “ショウヘイ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2025年5月10日閲覧。
- ^ “【きさらぎ賞】栗東レポート ショウヘイ 大江祐輔調教助手「一言で表すなら運動神経がいい馬」”. ラジオNIKKEI (2025年2月5日). 2025年5月10日閲覧。
- ^ “競走馬情報 ショウヘイ”. 日本中央競馬会. 2025年5月10日閲覧。
- ^ “セール結果|ノーザンファームミックスセール2022”. ノーザンファーム ミックスセール. 2025年5月10日閲覧。
- ^ 「【POG】アルマデオロは武豊で11・10京都で初陣 兄はキタサンブラック(栗東発)」『デイリースポーツ』2024年10月19日。2025年5月10日閲覧。
- ^ 「【JRA新馬戦】キタサンブラックの半弟アルマデオロ、リバティアイランドの半妹マディソンガールなどがデビュー」『netkeiba.com』2024年11月28日。2025年5月10日閲覧。
- ^ 「半姉は三冠牝馬のリバティアイランド マディソンガールがデビュー勝ち狙う」『netkeiba.com』2024年11月28日。2025年5月10日閲覧。
- ^ 「【京都5R・2歳新馬】3冠牝馬の半妹マディソンガールがV 川田将雅騎手「いい内容で初戦を終えることができました」」『スポーツ報知』2024年11月30日。2025年5月10日閲覧。
- ^ 「【2歳新馬・京都5R】マディソンガールが鋭い決め手発揮しV!半姉は3冠牝馬リバティアイランド」『サンスポZBAT!』2024年11月30日。2025年5月10日閲覧。
- ^ 「【京都4R・2歳未勝利】良血ショウヘイが楽勝 友道調教師「来年につながる」 馬名の由来は「人名より」」『スポーツ報知』2024年12月15日。2025年5月10日閲覧。
- ^ 「【次走報】ショウヘイ 来年2月9日京都のきさらぎ賞を視野」『日刊スポーツ』2024年12月17日。2025年5月10日閲覧。
- ^ 「【きさらぎ賞】サトノシャイニングが大外一閃!初タイトル獲得で堂々クラシックの舞台へ」『サンスポZBAT!』2025年2月9日。2025年5月10日閲覧。
- ^ 「【きさらぎ賞】3番人気のリンクスティップが直線で粘りを発揮 Mデムーロ騎手「強い2着です」」『スポーツ報知』2025年2月9日。2025年5月10日閲覧。
- ^ 「【きさらぎ賞・人気馬の敗因】ショウヘイは伸びを欠いて4着 川田将雅「調教通りの走りでした」」『東京スポーツ』2025年2月9日。2025年5月10日閲覧。
- ^ 「武豊騎手で1勝クラス圧勝のトッピボーン 次走は京都新聞杯へ 近親にはカツラギエース/有力馬情報」『日刊スポーツ』2025年4月22日。2025年5月10日閲覧。
- ^ 「【3歳次走報】大寒桜賞を勝ったエムズは松山弘平騎手とのコンビで京都新聞杯に挑戦」『サンスポZBAT!』2025年4月9日。2025年5月10日閲覧。
- ^ 「【京都新聞杯】ショウヘイが馬場の真ん中突き抜け完勝!日本ダービーへ賞金加算に成功」『サンスポZBAT!』。2025年5月10日閲覧。
- ^ 「【京都新聞杯】馬名の意味は“人名”ショウヘイが重賞初制覇 川田将雅騎手「ダービーへの道がつながりました」」『スポーツ報知』。2025年5月10日閲覧。
- ^ 「京都新聞杯1着ショウヘイは6・1日本ダービーへ 友道師「大きなダメージもない」/有力馬情報」『日刊スポーツ』2025年5月13日。2025年5月15日閲覧。
- ^ 「【日本ダービー】ショウヘイはルメール騎手と新コンビ」『サンスポZBAT!』。2025年5月15日閲覧。
- ^ “ショウヘイ 競走成績”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2025年5月10日閲覧。
- ^ “ショウヘイの競走成績”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2025年5月10日閲覧。
- ^ a b c “血統情報:5代血統表|ショウヘイ|JBISサーチ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2025年5月10日閲覧。
- ^ “ショウヘイの血統表|競走馬データ - netkeiba.com”. netkeiba.com. 株式会社ネットドリーマーズ. 2025年5月10日閲覧。
外部リンク
- ショウヘイ_(競走馬)のページへのリンク