ザ・ディナー・パーティー(1974-79)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/29 07:04 UTC 版)
「ジュディ・シカゴ」の記事における「ザ・ディナー・パーティー(1974-79)」の解説
女性の歴史を視覚化したインスタレーション作品。5年の年月と250,000ドルの費用をかけて制作された。現在はブルックリン美術館に常設展示されている。正三角形に置かれた長テーブル(各辺の長さは48フィート)には39人用のディナーセットの食器とナイフ、フォーク、スプーンが並べられている。それらのセットは歴史や神話で知られる女性たち、例えば芸術家、女神や活動家に捧げられている。皿の中心には女性器が描かれているか女性器のオブジェが置かれている。各皿の下に置かれたテーブルクロスには様々な模様と名前が刺繍されている。テーブルの下の床は三角形の艶のある金彩を施した陶器のタイルが敷き詰められており999人の女性の名前が記されている。食器やテーブルクロスは多くの女性ボランティアの手によるもので、刺繍や焼き物作りが長い間女性の手業として発展してきたことに由来し、歴史における女性の果たした役割を再確認しようとする意図がある。1979年にサンフランシスコ近代美術館で初めて展示された時は衝撃的な作品として物議をかもした。
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