サービス パックに関して
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「Microsoft Windows Server 2003」の記事における「サービス パックに関して」の解説
Service Pack 1 2005年4月19日に公開した。今までの形式のサービスパック同様、バグの修正に加えて以下の様な変更や強化があった。Service Pack 1 で導入された変更と強化はWindows XP Service Pack 2 から大方取り込んでいるものである。 DEP : バッファ オーバーフローを利用したコンピュータへの攻撃を検知して攻撃を防ぐ効果が得られる。ただし、DEP によって"わざと DEP にひっかかる仕組みを意図して利用している"プログラムなどがあるため、一部正常に動作しないプログラムもあるので注意されたい。 IIS のメタベース監査 : IISのメタベースの全ての変更を追跡できるようになった。 Windows Firewall : 今までにあった Internet Connection Firewall という名であったファイアウォール機能を強化させたもの。インバウンド接続をすべて禁止すると、サーバーとして動作できないため、自動的に有効になることはない。ただし、Service Pack 1と 統合された Windows Server 2003 をインストールした場合、インストール中は Windows Firewall が有効になる。これは Windows XP SP2 と同様の動作である。Windows XP と違うのは、管理者は初回ログオン時に表示されるダイアログボックスで [完了] ボタンを押すことでファイアウォールを明示的に無効にする必要がある点である。 Windows Media Player 10 : Service Pack 1 には Windows Media Player 10 が同梱された。 セキュリティ構成ウィザード : サーバーの構成やポリシーの調査をすることで被攻撃対象を減らす手順を踏むことが出来るようになっている。 リモート アクセス検疫 : 企業ネットワークに接続する必要があるコンピュータ(クライアント コンピュータ)がネットワークの資源を利用できるようにする前に、あらかじめ企業ネットワークの求める構成になっているか確認することが出来るようになった。 新しい ファイル システム フィルタ マネージャ Service Pack 2 2007年3月27日に公開した。Service Pack 1 ほど大きな仕様の変更は無いが、Feature Packs から MMC 3.0 や Scalable Networking Pack が統合され、新しいコマンドライン ツール、Windows Vista の展開のサポートにネットワーク面も強化されている。 このService PackはWindows Server 2003 R2にも適用可能であるが、無印やSP1のWindows Server 2003に適用してもR2の新機能は搭載されない。
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