サンフランシスコ‐ジ‐アシス‐きょうかい〔‐ケウクワイ〕【サンフランシスコジアシス教会】
読み方:さんふらんしすこじあしすきょうかい
《Igreja de São Francisco de Assis》
ブラジル南東部、ミナスジェライス州の庭園都市パンプーリャにある教会。建築家オスカー=ニーマイヤーの設計による放物線を用いた波状の壁面をもつ斬新なデザインで、建造当初は取り壊しが議論されたことで知られる。カンディド=ポルチナーリによるアッシジの聖フランチェスコの生涯を描いた、青を基調とするタイル貼りの壁画がある。2016年に「パンプーリャの近代建築群」の名称で世界遺産(文化遺産)に登録された。
ブラジル南東部、ミナスジェライス州の古都オーロプレトにあるバロック様式の教会。18世紀後半に建立。建築家兼彫刻家、アレイジャディーニョによる精緻な彫刻が施された金の祭壇がある。1980年、「古都オーロプレト」の名で世界遺産(文化遺産)に登録された。
サン・フランシスコ・ジ・アシス教会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/06/16 02:35 UTC 版)
「パンプーリャの近代建築群」の記事における「サン・フランシスコ・ジ・アシス教会」の解説
サン・フランシスコ・ジ・アシス教会 (Igreja de São Francisco de Assis) は1943年に建設された教会で、構造技師はジョアキム・カルドゾである。コンクリート・シェルが宗教建造物に利用された最初の例であり、外壁はカンディド・ポルチナーリが手がけた青を基調とする壁画に飾られている。壁画に描かれているのはアッシジの聖フランチェスコ(サン・フランシスコ・ジ・アシス)の生涯や、貧民・罪人・病人に寄り添うイエス・キリストの姿である。 しかし、その斬新さはオウロ・プレットのサン・フランシスコ教会のような建物を求める市長ジュセリーノ・クビチェックからは理解されず、(実現しなかったものの)取り壊しさえも要求された。この建物は宗教建築のあり方について議論を喚起し、一般的なカトリックの教会とは大きく構造が異なり、タイム誌は「悪魔の防空壕のようだ」と酷評した。カトリック教会として正式に献堂されたのは、1959年のことであった。
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